原菜乃華さんが“20歳の誓い”をたてました。

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公開中の映画「ミステリと言う勿れ」や、現在放送中のNHK大河ドラマなど話題作への出演が続く原さんが「原菜乃華 1st写真集 はなのいろ」（KADOKAWA刊）を出版。

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初夏に沖縄で行われた撮影のエピソードや、待望の写真集に込めた思いをインタビュー。また、今夏に20代へ突入した心境やプライベートの過ごし方、今後の目標を聞きました。

――まずは写真集を出版すると聞いたときの心境から聞かせてください。

写真集を出版することは目標の一つでもあったので、「夢が叶った」と思いました。そして、完成したものを手にした瞬間は「私しか載っていない！」と感激しちゃいました。

――ドキッとするような大胆なビキニや、大人っぽいキャミソールワンピースを着たカットも掲載されていますが、原さんもアイデアを提案したんですか？

スタッフさんから「菜乃華ちゃんの写真集なんだから、どんどんアイデアを出してもらっていいんだよ」と言ってもらい、これまでそういったコンセプトなどを自分で考えたことがなかったので最初は戸惑いましたが、「私の好きなものって何だろう？やりたいことは？」と考えに考えて、衣装や撮影のシチュエーションを選びました。

――特にこだわった部分について聞かせてください。

写真を撮られることにあまり慣れていないので、しっかりポーズをとるというよりも、ただ歩いているだけとか、楽しそうに自転車を漕いでいる様子など、できるだけ素に近い表情や、ナチュラルな姿をお見せできたらいいなと思いながら撮影していました。

――撮影は原さんの希望で沖縄に決定したそうですね。

いくつか候補があったんですけど、「キレイな海が見たい」と思って、沖縄に決めさせていただきました。撮影期間はひょっとしたら雨が降るかもしれないといわれていたのに、見事にすべての日程がお天気に恵まれたんです。

――”晴女“ですか？

雨女なんですけど、今回は調子がよかったみたい（笑）。初めて水着の撮影に挑戦することになったので、トレーニングやダイエットを頑張って“カラカラ”の状態で現地入りして、沖縄の美味しいものを食べることはできないんだろうなとちょっとだけ残念に思っていたところ、2日目か3日目に撮影する予定だった水着のカットを初日に撮ることになったので、残りの日程で沖縄料理を堪能することができました。

――どんなものを食べたんですか？

白玉ぜんざいやソーキそばを食べましたが、水着のカットを撮った直後のポー玉（ポーク玉子）は久しぶりの炭水化物だったので格別でした。

――久しぶりの炭水化物ということは、撮影に向けてかなり絞ったんですか？

念願の写真集で、水着の撮影はかなりのプレッシャーでしたが、一番いい状態で写りたいと思ったので、これまでとはまったく違う熱量でジムに通ったり、食事制限をしたりして、トレーニングに励みました。

――完成した写真集を一番に誰に見せましたか？

母と妹に見てもらったところ、「赤いワンピースのカットがいいね」とか「古民家が素敵だね」と言ってもらい、父からも「いいじゃん」と褒めてもらいました。

――プロポーションを維持するために続けていることはありますか？

普段は好きなように食べていて、そこまで気をつかっているわけではありませんが、散歩が好きなので、1時間半ぐらい音楽やラジオを聴きながら歩いています。

――美容で気をつけていることは？

乾燥肌なので、とにかく保湿だけは欠かさないようにしています。

――8月に20歳の誕生日を迎えましたが、振り返ってみてどんな10代でしたか？

楽しいだけではなく、大変なことやいろいろ迷った時期もありましたが、お仕事でお会いするすべての皆さんに育てていただいた濃い10代でした。

――早速、お酒を初体験したそうですね。

20歳の誕生日に家族でレストランへ行って、ミモザというカクテルで乾杯しました。お酒はそんなに強くないみたいで、まだあまり美味しさと魅力がわからないので、これからいろいろ勉強していきたいです。

――忙しい毎日を送っていると思いますが、まとまった休みができたらやりたいことはありますか？

慣れない環境があまり好きではなくて、自宅で過ごす時間が好きなので、何か特別なことをするのではなく、見たかった映画をゆっくり見たり、大好きなアニメを一気見したりしたいです。あとは、お部屋の片づけをしたいですね。

――『ワールドカップバレー特番』（フジテレビ）など、ナレーションの仕事が増えてきていますね。

声だけでお伝えする難しさを感じつつ、初めてのことにチャレンジできる機会を与えていただけるのはすごく嬉しいです。もっともっとお勉強して、上手になりたいです。

昨年、公開された「すずめの戸締まり」で主人公・岩戸鈴芽の声を担当させていただきましたが、声だけのお芝居が初めての経験で、右も左もわからない状態でアフレコが始まりました。

もともと自分の声が好きではなく、コンプレックスでもあったんですけど、新海誠監督から「素敵なお芝居」と何度も言っていただき、さらに、まわりの皆さんから褒めていただく機会が増えて、前向きになることができたんです。

「すずめの戸締まり」との出合いは私にとってとても大きなものになりました。

――20代に入ったことで演じる役柄の幅も増えていくと思いますが、今後のビジョンを聞かせてください。

これまで育てていただいた皆さんに恩返しができる20代にしたいです。個人的なことでいうならば、芸の引き出しを増やしたいですね。「楽器の演奏はできますか？」や「歌えますか？」「ダンスはできますか？」などと聞かれても、お芝居以外のことを未経験のままできたので、少しずつできることを増やしていけば、お仕事の幅も広がるのかなと。楽しく続けられるような趣味を見つけたいです。

撮影：河井彩美

原菜乃華1st写真集 はなのいろ（KADOKAWA刊）

撮影：三瓶康友