お互いを嫌な気持ちにしないための、言葉選びについて考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
11月17日(金)の放送は、「無意識に使っている言葉が相手を不快にさせるかも…改めて考えたい言葉選び」というテーマで、MCの設楽統さんと斉藤舞子フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、鈴木あきえさん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんが話し合いました。
何を聞いても「なんでもいい」と言う娘…どう対応する?
まず紹介されたのは、「小5の娘が、夕食で食べたいものや行きたいところを聞いても『なんでもいい』『別にいい』と言う」という母親の悩みです。
「『なんでもいい』は、こっちのやる気を削(そ)ぐから言わないで」と娘さんと約束しているという千秋さんは、「ほかにも『殺す』『死ね』、家族に向かって『嫌い』は禁止。一緒に住んでいるんだから、楽しくなる言葉を使ってほしいと伝えている」と、自己流の対応策を。
鈴木さんは、「『なんでもいい』の裏側に『なんでもよくはない』が隠れている」と分析。「息子も『ダルい』『疲れた』ばかり言っているが、千秋さんの家のように禁句を作ってみようかな」と笑顔を見せました。
心理カウンセラーの五百田達成さんによる書籍「自分の気持ちを上手に伝える ことばの魔法図鑑」には、「なんでもいい」と言ってしまいそうなときは、「何も思いつかないとしても、『どうしようか?』と一緒に考える姿勢を見せるといい」というアドバイスが掲載されています。
竹山さんは「汚い言葉を使ってテレビに出た身だから、あまり言えない」と苦笑し、三木さんは「大人も使ってしまいがちだけれど、会話を閉ざしたいのかなと、一番嫌な印象を残してしまう」と語りました。
なんでも「ヤバい」と言いがちな人が気をつけるべきポイントは?
「12歳の息子が、なんでも『ヤバい』のひと言で終わらせている。語彙力が鍛えられないのではないかと不安」という、40代女性のお悩みも紹介されました。
竹山さんは「『ヤバい』は広辞苑にも載っているくらいだし、新しい世代が言葉を生み出していくもの。あまりにもキレイな言葉遣いの子どもは、それはそれで心配になる」と、思い詰める必要はないのではないかというスタンス。
「ことばの魔法図鑑」によると、「使いすぎると感覚が曖昧になってしまうので、『ヤバい、超おいしい』など、気持ちを『ヤバい』に添えるようにする」のがよいそうです。
視聴者からは「『うそー』と言われると自分が信頼されていない気がしてしまう」という声も届きましたが、千秋さんは「なんでも『うそー!』って言ってしまうのは治らない」と照れ笑い。
また「妻は、失敗しても『ナイストライ』など前向きな言葉をくれる」という視聴者の投稿には、竹山さんが「それは、テンション上がるなぁ!」と感激していました。
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