英子（上白石萌歌）はサマーソニアへ！孔明（向井理）は三国志の世界へ…？＜『パリピ孔明』最終話完全版＞

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超大型音楽フェス・サマーソニア前日。

前園ケイジ（関口メンディー）は、ゴーストライターであるイースト・サウスの南房（休日課長）と東山（石崎ひゅーい）に新たな仲間としてKABE太人（宮世琉弥）を紹介。だが南房は「ここだけはやめとけ」とKABEに囁く。

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そして迎えたサマーソニア当日。諸葛孔明（向井理）はBBラウンジに残り、祈祷を続けていた。

一方、オーナー・小林（森山未來）は、月見英子（上白石萌歌）を会場まで車で送ろうとするが、通行止めなどのトラブルが続出し、身動きが取れなくなる。そこへ猛スピードでやってきた1台のバイク。乗っていたのはミア西表（菅原小春）だった。

英子はミアの後ろに乗り、会場へと向かう。

会場に到着し、スタッフらしき男に案内されてバスに乗り込む英子。

男は、ケイジの手下のラッパー・ダイナー（渡辺大知）だった。ダイナーはバスの運転手（上田航平）に金を渡し、英子を乗せたまま走り去るよう指示して…。

イースト・サウスの2人がBBラウンジを訪ねてきた。

孔明は2人に「サマーソニアのステージに立ってほしい」とメールを送っていたのだ。なかなか踏ん切りがつかない2人だったが、孔明の巧妙な説得により、ついに決心する。

いよいよサマーソニアがスタート。

英子の出番が迫るが、彼女の姿はない。オーガナイザーの近藤（嶋田久作）の元にケイジが現れ、自分が英子の穴を埋めると申し出る。ケイジの悪事に気づきながらも、背に腹は代えられない近藤。

英子の出演予定時間がやってきた。

突如ステージに現れたケイジに観客は大興奮。ケイジはKABEをステージに呼び、ラップバトルが始まる。KABEはラップの中で「自分で作曲してるなんて真っ赤なウソ」と暴露。驚きのあまり、何のアンサーもできなくなるケイジ。そして、ざわつく観客。

KABEは孔明から、ケイジ陣営のスパイになるよう指示されていたのだった。

その頃、英子はバスの中にいた。

その運転席にいたのは、密偵・メガネ女子（石野理子）。ダイナーが金を渡した運転手は赤兎馬カンフー（ELLY）が掘った落とし穴に落ち、車はメガネ女子が運転していたのだ。

孔明からの指示により、英子に出番を告げるメガネ女子。英子は車を降りてステージへと向かった。

ステージに上がった英子はイースト・サウスの演奏で「Time Capsule」を歌う。KABEもステージに登場し、ラップを披露。

たくさんの観客が英子の歌で笑顔になっている様子を見て、孔明は「我が君が目指していたものが、今ここに」と感慨深くつぶやく。

英子のステージを眺める小林と、マリア・ディーゼル（アヴちゃん／女王蜂）。小林は過去の過ちをマリアに詫び、感謝の気持ちを伝えた。

一方、大炎上しているSNSを見て怒り心頭のケイジ。頼みの綱の父親からも見放され、怒りの矛先をマネージャーの夏目（内藤秀一郎）にぶつけるが、我慢の限界を超えた夏目はケイジを怒鳴り返してその場を去っていった。

独りになったケイジの控室を、孔明が訪ねる。「お前らのせいで全て失った」と言うケイジに、孔明は「あなたはまだ生きている。これで終わりではありません、これからです」と静かに語りかけた。

マリアのステージに呼ばれ「I’m still alive today」をデュエットする英子。

それを見ていた孔明の意識は、三国志の世界へ。主君である劉備（ディーン・フジオカ）が待つ門へと歩みを進める…と、意識は再びサマーソニアの会場へと戻る。

「あと僅かのようです」と今にも泣きそうな顔で言う孔明に「後のことは心配すんな」と寂しげに応じる小林。

その夜。「これからも軍師として私を支えてね」と言う英子に、孔明は涙をこらえて「私のために歌ってくださいませんか」と願い出る。

心を込めて「DREAMER」を弾き語る英子。孔明の胸の内には、英子と出会ってからのさまざまな出来事が去来する。

そして、孔明の意識は三国志の世界へと飛び、ついに劉備と対面を果たす…。

BBラウンジにはたくさんの友人や関係者が詰めかけ、英子が歌い終える頃には会場はいっぱいに。

しばらく友人たちと談笑していた英子だが、孔明の姿が見当たらないことに気づき、店中を探し回る。

フロア、バーカウンター、バックヤード…に、孔明の姿はあった。「大丈夫でした！」と泣き笑う孔明。意味が分からず不思議がる英子。

こうして、2人の天下泰平への道は続くのであった。

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