ムロツヨシさんと永山瑛太さんが12月14日、映画「身代わり忠臣蔵」の完成報告会見に出席。原作の土橋章宏さん、河合勇人監督も登壇しました。
この作品は、日本史上最大の復讐劇「忠臣蔵」をベースに“身代わり”というアイデアが加わり新たに生み出された時代劇エンターテインメント。
ムロさんは、主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を、永山さんは、孝証のバディ・大石内蔵助を演じます。
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ムロさんは、吉良孝証の劇中衣装と丸刈り姿で、永山さんは、赤穂浪士の姿で登場しました。
河合監督から、ほぼ当て書きでのキャスティングだと明かされると、ムロさんは「やりがいと同時に難しさを感じました。忠臣蔵という僕らには身近な物語を、この時代にやる意味や、昨今のこの物語に触れていない若い世代に、時代劇を届ける使命を考えさせられました」。
「この時代に生きるからこそ、なぜ人を殺める仇討ちが存在しなければいけなかったのか、考えさせられます。こんなことがない方がよかったのに、やるせなさは演じてみて強くなりました」と明かしました。
永山さんは、「この作品は、往年の先輩方が重厚な作品を作ってきたうえで、この時代に必要な『忠臣蔵なんじゃないか』と強く感じました。確実にムロくんが忠臣蔵に爪痕を残す予感がしました。それは、いい意味でも悪い意味でも(笑)」とコメント。
「現場でもムロくんのパワー全開で、だれも止められない。“天才”という言葉だけでは片づけられない、ムロくんの人間性が作品の中に映っている」と称賛。
今回、20年ぶりの映画共演となったムロさんと永山さん。
永山さんは、「20年前に一緒に映画を共演させていただきましたが、ムロツヨシはこの時代に必要なんだと、改めて感じました」と明かしました。
ムロさんは、「うれしいですね。20年前に共演し、こうして映画の世界で再会できて…。お芝居を通してお互いの思いをぶつけ合う機会は、とてもありがたかったです」とほほ笑みました。
続けて「20年間、そういった恥ずかしい話をしてこなかったもので、お芝居を通して目を見て言えたことは心に残っています」と振り返りました。
さらに、20年ぶりの共演についてムロさんは「まずは緊張しました。ただ、パッと横顔を見たときに、(永山さんが)『また、カッコよくなったな』と。僕の知らない家族を持ったり、僕の知らないシワがそこにある。羨ましさというよりは、憧れですね」とニッコリ。
永山さんは、「映像でもそうですけど、ムロくんは色気がある。(ムロさんは)『あぁ、いい男だったんだ』と思って」と笑うと、ムロさんは、「文章にしたら2人で褒め合っているだけで、気持ち悪い!」と自虐し切り上げました。
映画「身代わり忠臣蔵」は、2024年2月9日(金)より、全国公開。
配給:東映
(c)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
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