崎山つばさの“取扱説明書”!?カレー味だけを集めた料理本「つばさ食堂」をリリース
崎山つばささんが“食堂を開店”します。
自身でプロデュースしたレトルトカレーを発売するなど、並々ならぬカレー愛を公言する崎山さんが、「TVガイドStage Stars」(東京ニュース通信社刊)での連載をまとめた「つばさ食堂」を発売。
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掲載している全20品は、スイーツにいたるまですべてカレー粉を使用したこだわりぶりです。料理を始めたきっかけやカレーにまつわる思い出、そして、今後の野望を聞きました。
<崎山つばさ インタビュー>
――いよいよ「つばさ食堂」の開店ですね。
いやぁ~、嬉しいです!料理本って、そう簡単に出せるものではありませんし、こうして1冊になったものを見返してみて「年とったなぁ~」とか「この料理を作ったころは若かったなぁ~」っていう自分の振り返りにもなる(笑)。お料理だけではない、いろんな面で楽しめる1冊になっていると思います。両親も喜んでくれて、親孝行になりました。
――連載のオファーがあったときの心境を聞かせてください。
普段から自炊をしているので、料理に関して多少の自信はありましたが、連載となると「凝った料理を作らないといけないのでは?」っていう心配や、「僕でいいのかな」っていう不安もありました。
でも、「料理をしたことのない人でも気軽に作れるようなものを」というコンセプトだったので、途中からは気負わずに、伸び伸びとやり過ぎてふざけ倒しちゃうこともあるぐらい(笑)、アットホームな雰囲気の中で楽しくやらせていただきました。
ふざけ倒しちゃうと言いましたが、料理にはいたって真面目に向き合っています。そんな部分も含めて、崎山つばさの取扱説明書になっているといっても過言ではない1冊ですね。
――カレー粉を使った料理だけを掲載しているそうですが、メニュー選びの苦労もあったのでは?
と、思うじゃないですか。実はカレー粉って万能で、基本のカレーライスといった食事系からデザートまで作れちゃうので、そこまでの苦労はなかったです。
「カレー粉を入れたら美味しくなるんじゃないか?」と、ポトフやロールキャベツに加えてみたら、意外にもカレー風味を強く主張し過ぎないものができたりして、カレー粉の可能性は無限だなと思いました。
一番の失敗はカレー+イチゴ、二度と作りません(苦笑)
――そもそも料理を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
実家にいるころから母の手伝いはちょこちょこしていましたが、一人暮らしを始めてからは料理を作ってくれる人がいるわけではないので、「じゃあ、自分でやらないと」となり、まずは、冷蔵庫にあるもので作ることが最初の目標になりました。
その後、「今日はカレーを作ろう、肉じゃがを作ろう」と決めてからスーパーへ行き、材料を買ってとやっていましたが、徐々にじゃがいもが余っているからこれを使って何ができるだろうと考えて、などと繰り返しているうちにどんどん料理が楽しくなっていきました。
――今だから明かせる料理の失敗談を聞かせてください。
カップ焼きそばにお湯を入れる前にソースを入れちゃったり、ハンバーグを作るのに牛乳を買い忘れちゃったり、ちょこちょこミスはしています。一番の失敗はカレーにイチゴを入れてしまったことですね。好きなものと好きなものを混ぜたら美味しくなるんじゃないかと思ってやりましたが、見事な失敗でした(苦笑)。あれは二度とやりません。
――カレーにハマったきっかけは何だったんですか?
子どものころにスポーツをやっていて、土日は試合があったので、毎週金曜日の食事はカレーということが多かったんです。
「カレーを食べると翌日の試合で活躍できる」というようなゲン担ぎで始めたことでしたが、母から「夕飯は何がいい?」って聞かれて、毎回「カレー」と答えるぐらい、好きだったので、カレーが続いても僕にとってはまったく苦じゃなかった。
気がついたら日常的にカレーを食べることが当たり前になっていて、それがカレー好きに高じた所以ですね。
次なる目標はキッチンカー、本気で考えています!
――今、一番の得意料理は?
汁ものかな。材料は普通にスーパーで買えるものですが、味噌と出汁にこだわって作る味噌汁にハマっています。味噌は麹のものを使っていて、味が柔らかいといいますか、ちょっと薄味。腸活にもなりますし、気分に合わせて赤味噌を使ったり、地方へ行ったときに買った味噌を使ったりしています。
――崎山家の冷蔵庫に必ず入っているものは?
免疫力アップのためのヨーグルト飲料と納豆です。「腸が健康を制する」と言われるように、意識して腸活を行っているので、その二つは欠かせません。
――崎山さんにとって一番の“ごはんの友”は何ですか?
これも納豆ですね。タイプは大粒のもので、日によってネギを入れてみたり、うま味調味料を足してみたり、卵かけごはんにのせてみたり、いろいろな食べ方で楽しんでいます。
――次なる目標を聞かせてください。
キッチンカーで営業したいです。普通にカレーライスでもいいですし、カレーパンとか。そうするためには食品衛生責任者の資格を取らないといけないのですが、本当にチャレンジできるのなら取ります。それぐらい本気です。
――「つばさ食堂」をどんな方に、どんなふうに活用してほしいですか?
それはもう全人類(笑)。老若男女問わず、料理をしたことのない人でも、得意な人でも多くの方に見ていただいて、いろいろな方に伝えてほしい。今回、発売にあたって「親子3代で受け継いでほしい」という願望があるので、親から子へ、子から孫へ、「崎山つばさの“つばさ食堂”」がご家族の笑顔につながったら、僕も嬉しいです。
2023年は「人と人のつながり」を強く感じた年
――クリスマスイブの直前に「つばさ食堂」は発売されますが、クリスマスの思い出を聞かせてください。
小学生のときにニンテンドーのゲームキューブが欲しくて欲しくてたまらなくて、サンタさんにお願いしたんです。朝、目を覚ましたら枕元にゲームキューブが置いてあったので飛び起きて、「来たよ!ゲームキューブ」って階段を駆け下りたことを覚えています。その日は一日中ゲームをやっていて、今思い返すだけでも嬉しくなる思い出です。
――クリスマスに「つばさ食堂」で腕を奮うなら、どんなメニューにしますか?
カレーケーキなんてどうでしょう。おそらく、誰も味わったことがないですよね(笑)。プリンとカレー粉が合いますし、それこそ「つばさ食堂」でカレー粉を使ったパウンドケーキを作っていますから、意外と合うんじゃないかな。
――クリスマスプレゼントに欲しいものはありますか?
海外の空気を吸いたいです。行くならリゾート地がいいな。バリ島のウブドに行ってみたいんですよ。自然が豊かですし、ヒーリング効果絶大だと思うので、今年こそ行けるように願っています。
――2023年はどんな年でしたか?
新しい出会いもありましたし、過去に出会った方と数年ぶりに仕事をしたり、そこからまた別の方につながったり、人と人のつながりを強く感じた年でした。
――新年、始めたいことはありますか?
旅行はやっぱり行きたいかな。国内外問わず、これまで行ったことのない場所へ行ってみたいです。家族旅行ってあまりしたことがないので、家族でどこかへ行けるといいですね。
撮影:河井彩美
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