杉咲花さんが主演を務める映画「52ヘルツのクジラたち」の完成披露試写会が、2月13日に行われ、杉咲さん、志尊淳さん、小野花梨さん、桑名桃李さん、主題歌を担当した石原慎也さん(Saucy Dog)、原作者の町田そのこさん、成島出監督が登壇しました。

この作品は、町田さんによる同名小説が原作。「52ヘルツのクジラ」とは、他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚(杉咲)と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年(桑名)が出会い、新たな魂の物語が生まれるヒューマンドラマ。

志尊淳 杉咲花との印象的な出来事に「『うわぁぁ~』ってなったよね」

イベント終了後、杉咲さんと志尊さんに『めざましテレビ』の原田葵フジテレビアナウンサーがインタビューしました。

撮影中で印象的だった出来事について、杉咲さんは「東京篇で、1ヵ月撮影をして、その後に大分で撮ったんです。大分での撮影初日に、志尊くんと2人で堤防でのシーンがあって。(そこに)フナムシが3000匹くらいいたんです」。

「すごく高い壁があって、そこに座っているという設定なんですけど、大量にはいあがってくるんですよ。結構長いシーンで、1~2分の長回しをしている中で、フナムシが来ても、いないかのようにお芝居を続けなきゃいけないというのは、難しかったですね」と告白。

杉咲花

志尊さんも、「『うわぁぁ~』ってなったよね」と顔をゆがめて当時の様子を再現すると、杉咲さんも「カットがかかった瞬間に、2人で逃げる」と苦笑いしました。

そのシーンを志尊さんも「めちゃくちゃ覚えている」と語り、「(撮影)テストとか芝居で向き合っているのに、チラッと下を見ちゃうくらい、本当に(フナムシが)足とかに当たったりするんですよ。あれやばかったね…」と明かしました。

杉咲花 “助けてもらった経験”でスタッフに感謝「すみません…沼に落ちました」

映画の内容にかけて、「本当に大変だった時に、助けてもらった経験」について質問。

志尊さんは、「役者人生の中で、1回だけとんでもないやらかしをしたことがあるんです。当時、大阪で主演のドラマを撮っていて、東京でも(別のドラマを)撮っていたんです」。

「東京のドラマがホストの役で、撮影できるのが深夜だったんです。なので、(撮影が朝の)5時くらいに終わって、始発の新幹線で大阪に行くような日々を過ごしていたんです」。

「(朝)家に帰って準備をして、(出発まで)20分くらいあったので、アラームをかけて寝ていたら、マネージャーさんから電話がかかってきて、『今、家を出るところです』と返したら、『今、大阪の入り時間です』と言われたんです」。

「主演のドラマで、僕がいるシーンしかないんですよ。(その時点で)あきらかに4時間遅れです。(大阪に)着いて『すみませんでした』と土下座したら、みんなに『おかえり、無事でよかったよ』と言われました。そのチームに本当に救われました」と感謝しました。

志尊淳

杉咲さんは、「森の奥のほうで撮影をしていて、自分たちがいる場所から、5分くらい歩かないと辿り着けない距離に、“お茶場”というコーヒーとかが置いてある場所があったんです」。

「でも、ちょっとした崖をよじ登っていけば、1分くらいで着く場所だったので、(近道で)行ったら…沼に落ちたんですよ。白い足袋が真っ黒になってしまって、『すみません…沼に落ちました』と言ったら、誰も怒らずに、きれいにして温めてくれてうれしかったです。本当に救われました。衣装は汚してはいけないものなので」と回想。

その場でシュンとしていたら、スタッフがコーヒーを持ってきてくれたそうで、志尊さんは「沼に落ちて、それでもコーヒーを飲もうとしていたら、逆にびっくりする」と笑いました。

映画「52ヘルツのクジラたちは、3月1日(金)より、全国公開。
(C)2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
配給:ギャガ