4月10日(土)23時40分よりスタートする、大地真央主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『最高のオバハン 中島ハルコ』のポスタービジュアルが完成した。

オトナの土ドラ」初!4枚1セットの豪華ポスター

今回のポスターは、オトナの土ドラ33作目にして初の試みとなる、4枚1セット。衣装こそ同じであるが、大地と松本の表情やポーズ、キャッチコピーもそれぞれ違っている。

本作は、大地演じる名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコが、ひょんなことから知り合った、松本まりか演じる庶民のダメンズ女子・菊池いづみを振り回しながら、東京と愛知を舞台に、世の中の悩みをぶった斬っていく痛快ストーリー。

『その女、ジルバ』が話題沸騰中のオトナの土ドラ、4月期は大地真央がパワフルに、悩める女性の背中を押す。

キャッチコピーは「ハルコさんに叱られると、なぜか人生上向いていく」。これは、ハルコに振り回され、ぶった切られたいづみの言葉のようにも見えるし、視聴者に向けた言葉のようにも見えてくる。

いよいよ1ヵ月後に迫ったドラマのスタートを前に、大地と松本のポスター撮影風景をリポートする。

<大地真央&松本まりかポスター撮影 リポート>

今回は、別日の撮影となった2人。まず大地の撮影で外せないのは、豪華なファッション。本作では、2つのハイブランドがファッション協力として入っているが、ポスター撮影で大地が身につけた宝石類は「CHAUMET(ショーメ)」、ファーは「FENDI(フェンディ)」のもの。その総額は、2億5千万円を超え、警備員同席での撮影となった。

宝石を見た大地の第一声は「わぁ~、すばらしい!」。CHAUMETのスタッフが白い手袋をはめ「このネックレスは世界にひとつしかないオートクチュールで普段日本にはなく、今回撮影のためにフランスから取り寄せた」などと説明をしながら大地にネックレスと指輪をつけていく。

ハイセンスなファーとドレスも相まって、2点の宝石だけでも十分ゴージャス。そこにイヤリングを加えるか否かで迷う制作陣を前に、3点を身につけ鏡で確認する大地。「うん、いいね、ハルコさんだもん!」。

「ファーは落とし気味に」大地のセンスにカメラマン絶賛

デザイナーいわく「豪華絢爛なパーティをイメージ」してスタイリストが用意していた濃紺のドレスは、偶然にも首元のサファイアにマッチ。グレーのファーはダイヤモンドを引き立てた。

カメラの前に立つと一瞬でハルコになりきる。もうハルコにしか見えない大地に制作陣から「キレイ」「ゴージャス」と称賛の声があがる。 手にしたティーカップをシャンパングラスに持ち変えたり、両手を胸の前で組んだり、腰に当てたり…「やさしく」「勇ましく」などカメラマンの声かけで次々と表情やポーズを変えていく。

手や体の角度が変わるたびに、ファーの位置や見え方も変わる。それをモニターチェックで確認した大地は「ファーは肩を落とし気味にしたほうが良いのでは?」と提案。そのセンスにカメラマンも「その方がエレガントです!」と絶賛した。

カメラの前でハルコをパーフェクトに演じていたかと思うと、撮影の合い間には「この指輪はワンサイズですか?抜けなくなったらテイクアウトね」とお茶目な一面をのぞかせ、スタッフの笑いを誘う大地。

撮影後「宝石は重かったか?」と聞かれ、「もうね、あの宝石すごいですよね。(ネックレスだけで)2億円超えの重さですから」と笑顔で語った。そのすべてを見ていたプロデューサーが、撮影現場を去る大地に「ハルコそのものでした!」と声をかけた。まさに、その一言に尽きる圧巻の撮影だった。

松本衣装を自らセレクト!挑んだ年明け最初の撮影

大地から遅れること1ヵ月。松本のポスター撮影は、年明け早々に行われた。松本はスタッフに新年の挨拶をした後「正月のお料理、ちょっとだけガマンした。コレ(撮影)に備えて(笑)」と明かす。

それを聞いたプロデューサーが「すみません。正月っぽいもの差し入れます。何がいいですか?」と聞くと「もちもちしたもの」と即答。続けて「白玉でもいいです、とにかくもちもちしたものが」と言った後に「でも、いいんです。今日終わってから食べるから」と二カッと笑う。この笑顔ひとつで、現場の空気を掌握した。

大地とは打って変わって普通っぽさ全開の衣装。水玉のブラウスやオーバーサイズのジャケットと一応トレンドは押さえているもののパッとしない。しかし、それが狙い。松本演じるいづみのキャラクター「庶民のダメンズ女子」「フードライター」を考えてのセレクトだ。それを着た松本が納得の表情で言う。「野暮ったくてドン臭いのがいづみ」。

大地の撮影はすでに終わっているため、松本の撮影時には大地の写真が入った4枚のラフを用意。それを見ながら大地との対比をどのように見せるかが制作陣から説明された。

ティーカップで優雅にお茶する大地に対して、「何なの!?この人!」とでも言いたげな松本。シャンパングラスを持ってパーティを楽しんでいる大地に対して、スマホを見ながら仕事か恋愛を嘆いているような松本。

腕組みして余裕で微笑む大地に対して、小さなファイティングポーズを取る松本。この唯一の真正面バージョンは、2人の挑むような表情から、お互いが対峙しているようにも見えるし、視聴者に対して「面白い作品になるから絶対見るべし!」と訴えかけているようにも見える!?

髪のウェーブの角度を試行錯誤する制作陣に「こっちのほうが、いづみっぽい」、「庶民が頑張っている感じがいい」と笑う。松本のいづみ像が、ポーズや表情で表現される。

大地のシャンパングラスに対して、シャンパンゴールドのスマホを持つという案では、モニターチェック後「面白い!」と一言。本人も満足がいく撮影となったようだ。


本作は、林真理子の小説が原作。ドラマ化を記念して原作本の新帯が、3月11日(木)に店頭に並ぶことも決定している。

<第1話あらすじ>

38歳独身で10年物の不倫に悩む弱小出版社のライター・菊池いづみ(松本まりか)が出会ったのは、忖度無用の毒舌で人の心をグサグサ刺す、アラ還名古屋マダム・中島ハルコ(大地真央)。

超人気美容クリニックを都内で経営する超セレブ。ひょんなことからハルコの舎弟のようになったいづみは、後日、セレブパーティに誘われ、正妻気取りの愛人を目撃。ハルコが愛人に言い放った毒舌アドバイスとは!?