3月24日(水)22時より、フジテレビでは『世界フィギュアスケート選手権2021』が放送される。
3月18日(木)放送の『Live News α』では、男子フィギュア・宇野昌磨選手の独占インタビューが紹介された。
宇野選手は、いま何を思い「世界フィギュアスケート選手権」(以下、「世界選手権」)の舞台に立つのか。
<宇野昌磨 さらなる成長を求めて>
宇野昌磨選手は、「世界選手権」に向け拠点のスイスで最終調整を送っている。コロナ禍により世界規模の大会は、今シーズン最初で最後。例年以上に難しい状況の中でも冷静に調整を行っていた。
宇野選手にとって、5度目の挑戦。どんな思いを抱き、戦いに挑もうとしているのか。
「(これまでの世界選手権は)涙を流していることが多いんです。初めての『世界選手権』も泣いて終わって。2019年も涙を流して終わった試合だった」。
宇野選手は「試合での良い悪いは、運もあります。でも、試合までの練習の過程は、やはり悔いの残る練習をしてしまうと、それこそ自分にとってマイナスなものばかり残ってしまうんじゃないかと。『世界選手権』に向けて、試合よりも僕は、練習にベストを尽くしたい」と語る。
試合よりも練習にベストを尽くす――。そんな思いを抱くキッカケとなったのは、今シーズン初戦となった「全日本選手権」だった。
今できるすべてを出しきった宇野選手。「ショート3位から王者が攻めた!4回転は4本」と、実況も興奮気味。
だが、その直後のことだった。羽生結弦選手の演技を目の当たりにした瞬間、心を強く揺さぶられた。
宇野野選手は「もう、実力は明らかに離れていたなと。今日までの練習に、どこか今の自分が満足していたんだなと。もっと上を目指さなければ敵わない」「『もっとスケートがうまくなりたい』って、心の底から思いました」と、このときのことを振り返った。
もっと上を目指す――その言葉通り、年明けには、宇野選手がある練習を再開。それは、平昌オリンピックシーズンを最後に、試合では跳んでいない4回転ループ。
「やってなかった分、全然跳べなくはなっていましたけど、やはり毎日積み重ねることで、少しずつ良くなっている」と、手応えも感じている様子。
宇野選手が、現在取り入れている4回転
「4回転サルコウ」
「4回転フリップ」
「4回転トゥループ」
「スケート人生が終わるまで、『この3つだけでいいかな』と正直思っていたんですけど。(今は)自分が少しでも成長できるような練習を心掛けていて、成長の第一歩が踏み込めているんじゃないかなと思います」。
貪欲な気持ちを取り戻した宇野選手。さらなる成長を遂げた姿で、特別なシーズンの最終決戦へ。
宇野選手は「もっともっと、僕は成長できると思っているので『もっと僕は成長していくんだぞ」というのを、みなさんにお見せできたらなと思っています」と決意を口にする。
ラストシーンは――次こそ、満開の笑顔で!
フジテレビでは、『世界フィギュアスケート選手権2021』として、テレビ放送とインターネット配信を融合させた“マルチメディア中継”にて、生放送・ライブ配信することが決定。定額制動画配信サービス「FODプレミアム」では、全種目・全演技をノーカットライブ配信する。
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