毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。
4月11日(日)の放送は、小橋建太、武藤敬司、蝶野正洋が登場する。
日本のプロレス界をけん引してきた同世代の3人
顔を合わせるのは「久しぶりではない」と話す武藤と蝶野。蝶野のYouTubeに武藤が参加したりと、たびたび一緒の仕事があると明かし、今回の鼎談を「誰がブッキングしたのか」と笑い合う。
蝶野:小橋くんが提案してくれたんですよね?
小橋:そうなんです。
武藤:そうなの?
蝶野:何で俺ら2人を選んでくれたの?
武藤:今は、長州力だよ。呼ぶとしたら(笑)。
蝶野:わはははは!
小橋は、長州について「だって、世代的に上じゃないですか」「この世代でやりたかったんです」と、2人を指名した理由を語る。
今も現役&チャンピオンの武藤に「次はもうない」!?
武藤と蝶野は、新日本プロレスに同じ日に入門した同期。蝶野は、今も現役を続け、GHCヘビー級王者である武藤に「よくそんなに頑張るよね」と声をかける。
蝶野:でもやっぱり…今年で59になるでしょ?
武藤:今年ね。うんうん。
蝶野:やっぱ、最後のチャンスだよ。
武藤:何言ってるの、お前!?
蝶野:え、60になってもまだチャンピオンになろうと思ってる?
武藤:当たり前だよ!
蝶野:小橋くんが、GHC(ヘビー級王座のベルト)を巻いたのはいくつのとき?最後。
小橋:えー、さんじゅう…6のときに。
2人は、小橋も交え「そこから20年経ってもまだ現役をやっているんだよ」「次はもうないよ」などと、同期ならではの遠慮のないやり取りを展開する。
全日本プロレス、新日本プロレスを語る
3人が入門した当時のプロレス界は、ジャイアント馬場率いる全日本プロレスと、アントニオ猪木が率いる新日本プロレスが勢力を二分している時代だった。
武藤は、小橋に「なぜ全日本プロレスだったのか」と聞く。
小橋:一番最初に見たのが、ジャンボ鶴田対ミル・マスカラスだったんですよ。
武藤:ふーん。
小橋:テレビで見たのが。それで(プロレスを)好きになったので。馬場さんと鶴田さんが好きで。
蝶野:でもさ、ある程度キャリア経って見ると、昔の全日本プロレスって、プロレスの定義なり何かをちゃんとやっててさ。
武藤:そうだよ。
蝶野:良い試合やってるんだよね。高校生のとき、素人で見たらやっぱりそこがわからないから…。
そこから、3人は全日本プロレス、新日本プロレスの違いや魅力などについて語っていく。
ジャイアント馬場「お前を付き人にするなんて、ひと言も言ってない!」
また、ジャイアント馬場の付き人をしていた小橋が、当時のエピソードを明かす。
小橋:僕の前についてた付き人の人を馬場さんはすごいかわいがっていたんですよね。それで、部屋に挨拶に行ったんです。「今日から付き人になります。よろしくお願いします」って言ったら「誰が言ったんだ!」って。
蝶野:あら!怒られた?
小橋:「お前を付き人にするなんて、ひと言も言ってない!」「俺はお前を認めない。帰れ!」
蝶野:あら。
小橋:デビューするまで、ひと言も口きいてくれなかったですよ。
武藤:へぇ~。きついね、それは。
小橋は「きつかった」と振り返るが、デビューした際に馬場からかけられたひと言で「全部洗い流された」と振り返る。
そのほか、新人時代の失敗談や、盟友・橋本真也さんとのエピソード、バラエティ番組やドラマなどへの出演について思うこと、武藤が現役を引退できない理由や、小橋、蝶野の新しいチャレンジなどを語っていく。