7月16日(金)~10月11日(月)にかけて、森アーツギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて「KAWS TOKYO FIRST」が開催される。

KAWSは、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するアーティスト。絵画、壁画、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、ストリートアート、巨大彫刻など、さまざまな作品を世に送り出してきた。

今回の展覧会では、そんなKAWSの20年に渡る作品や、KAWS自身が保有するプライベートコレクションなどが展示される。

フジテレビュー!!では、本展のサポーターを務める新田真剣佑に単独インタビューを実施。最近好きになったというアートの魅力だけでなく、話題となっている私服やファッションについても教えてもらった。

新田真剣佑 単独インタビュー「週刊誌ですっぱ抜かれてましたね」

――アートに興味を持つようになったのはいつ頃ですか?

2〜3年前ぐらいからすごく興味があって、自分でも買っていましたね。初めて買ったのが3年前ぐらいです。友達と一緒に作品を見に行ったりしていて、そこで友達と共同出資のようなかたちで買ったんです。作品がとても魅力的だったので。そしたら大きすぎて、部屋に置けなくて。

――買ったのはどのような作品ですか?

名和晃平さんという方が手がけたオブジェです。大きいサイズのバージョンがルーブル美術館に飾られていたのですが、その小さいバージョンを作ったということで買いました。でも、それでも家には入らなかったという…(笑)。今は別の場所で保管しています。

――今後行ってみたい美術館に「21世紀美術館」を挙げていますが、新田さんは現代アートが好きなのでしょうか?

いや、現代アートに限らず、いろんなアートが好きですね!風景写真とか文章とかも含めて、芸術全般が好きです。自然と惹かれてしまうんですよね。なぜかは自分でもわからないのですが、その世界にのめり込んでしまう“何か”があったんでしょうね。アートに興味がある人とない人と分かれるとは思いますけど、僕は興味があるほうです。

――では、アートに興味がない人に向けて、今回のサポーターとしてKAWSを広めるとしたら、どのように伝えますか?

あまりKAWSを知らないって人でも、“目の×印”って一度はどこかで見たことあると思うんですね。世界中の皆さんが知っているような王道の人気キャラクターをモチーフ(題材)として、キャラクターたちの目にも、×印がつけられたりするんですよ。なので、なじみのあるキャラクターから入っていくのもいいかと思います。

――KAWSが発表したコレクションの中にはカラフルな作品も多いですが、新田さんもカラフルなアイテムがお好きだそうですね。

カラフルなファッションが好きで、色鮮やかなTシャツや上着も持っています。1、2回は着ていますね。

――1、2回だけですか!?

めっちゃ派手なんですよ!ルイ・ヴィトンとか特に。自分が持っているアイテムだと、全部にぬいぐるみがついてるんですよ。それぐらい派手なので、1、2回だけしっかり着る、という感じですね。

この前、僕のファッション、週刊誌ですっぱ抜かれてましたね(笑)。「新田さん、記事出ます」「なんの記事?」「私服です」って(笑)。それこそKAWSみたいなぬいぐるみがついてましたね(笑)。

――(実際の写真を見ながら)確かにぬいぐるみがついていますね!

このジャケットについては、一番着やすいので、たぶん10回ぐらいは着ていますね!とっても好きです。パンツは、ボディビルダーのブランドのものなんですよ。で、持っているバッグはヴィトンですね。インナーに着ているTシャツが、ロエベの…たしか限定品で、髪の毛はゴムで巻いてます(笑)。あとは、インスタにも載せたのですが、ルイ・ヴィトンの銀座並木通り店の内覧会イベントで撮った写真にも、ジャケットにぬいぐるみがついていますね。

――やはり、お気に入りのファッションを着ているとテンションも上がってくるのでしょうか。

すごく上がります!だからこそ、僕は、ジャケットのボタンだけも、シンプルなものから好きなものを買ってつけかえたりもします。自分の好きなようにアレンジするのが好きですね。

俳優として心がけていること

――「KAWS TOKYO FIRST」のサポーター就任会見では、新田さんは「アートは0から1を作り上げるもの、演劇は1から100を作り上げるもの」と考察していましたが、新田さんご自身は“0から1を作り上げる”ことに興味はありますか?

役に関しては、すごく興味がありますね!ゼロベースから役を作るという作業は、すごくやってみたいです。僕なんて、仕事柄そういうことはしないので、これまでやったことがなくて。アーティストの方々はすごいなと、いつも思いますね。

――アーティストとは異なり、俳優という手法の表現者のひとりとして、新田さんが心がけていることはありますか?

観客の皆さんにそって芝居をする、ということですかね。自分1人だけ盛り上がっていても伝わらないというか。一番共感しやすい表情を追求したりだとか、言葉で表すのはちょっと難しいのですが、人間味があって共感しやすい役になれるよう、なるべく意識していますね。

――今、新田さんが「欲しい!」と思っているアート作品はありますか?

言っていいんですか?本当ですか(笑)?KAWSのスペースのコレクションがほしいです。僕、実は宇宙にも興味があって。“KAWSは宇宙にまで行っちゃうのか!?”って思いましたね。かっこいいんですよ。…お待ちしてます!お待ちしてます!

「KAWS TOKYO FIRST」担当者:待っているのは自由です(笑)。)

そうですね、待っているのは自由ですね(笑)。

――最後に、新田さんが出演されている月9ドラマ『イチケイのカラス』をご覧いただいている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

裁判官を主人公にしたドラマに出演するというのは、これまでにない挑戦でした。今回、裁判官を演じていらっしゃる竹野内豊さん、黒木華さん、そして小日向文世さんは本当に現場でも優しくて。

実は、僕は19年前に竹野内さんとお会いしてるんですけど、まさかこうしてお仕事でご一緒できるとは思っていませんでした。

今回のオファーいただいたときに、「どうしても出演してほしい」と言っていただいて、「5歳のときに会った竹野内さんと共演できるなら、何でもいいですよ!出ます!全然セリフなくていいです!」ってお返事したら、本当にセリフがない役でした(笑)。

僕、こんなにセリフがない役は初めてなんですよ。小日向(文世)さんにも、(モノマネをしながら)「初めてでしょ!こんなにセリフがない役!えぇ大丈夫〜!?」って言われましたね(笑)。僕、小日向さんのことが本当に大好きなんですよ。大好きですって伝えておいてください(笑)。ドラマのストーリーもすごく面白いと思うので、次回も楽しみにしていてください。