6月5日(土)より、「オトナの土ドラ」シリーズ第34弾として羽田美智子主演、フジテレビ系『#コールドゲーム』がスタートする。
『#コールドゲーム』は、氷河期に突入した地球を舞台に、天才詐欺師・
木村祥子(羽田)が偽装家族“木村家”を組んでたくましく生き抜く姿を描く、マイナス 45℃の氷河期サバイバルストーリー。
長男・大輝(結木滉星)、長女・陽菜(久間田琳加)、父親・隆(やす)、木村家が潜む避難所第七支部を運営する支部長・如月(中村俊介)が織りなす、生きる力をさまざまな角度で問い直すドラマだ。
このたび、木村家の運命を大きく左右する追加キャストとして、椿鬼奴、篠原篤、和田琢磨、福田転球、銀粉蝶が決定した。
<登場人物&コメント紹介>
福山良子 …椿鬼奴
夫と息子の三人で第七支部に逃げてきた女性。避難所ママ友を束ねるみんなのいいお母さん。なりふり構わぬ祥子としばしば対立することも。
その裏の顔は、夜な夜なこっそり「バレないわよねぇ~」「これくらいならねぇ~」!?しかし、そこには憎めない理由があって…。
椿鬼奴 コメント
オファーをいただいたときは、女優業も大好きなのでうれしかったです!福山良子を演じるにあたっては、私の周りに世話好きで明るいおばちゃん、友達のお母さんにぴったりの方がいましたので、その方の雰囲気を真似しています。
羽田さんは、おやさしくて、私が痛たたた…と腰をさすっていると、いい整体を教えてくださいます。ここの整体は痛くない、ここの整体は考え方が良くて、などめちゃくちゃ具体的に親切に説明してくれます。
羽田さんは、いつも明るくて華がすごいです。なんか現場が華やかになったな、と思うと大体羽田さんが現場に近づいています。
また、やすさんは、もともと飲み仲間でもありますので、今回やすさんがいらっしゃるのがとてもうれしかったです。やすさんも涙するシーンがあるそうで、「どうしたら泣けるかなぁ」と、だいぶお話しさせていただいたので、やすさんのシーンが楽しみです。
突飛な設定で面白く、撮影方法も氷河期らしく薄暗く、とてもイレギュラーな現場でしたので、完成版を早く見たいです。非現実的に思えて、実はコロナ禍の今の世界の私たちの気持ちに合っているかもしれません。ぜひ見てね!
黒崎謙吾 …篠原篤
第七支部の清掃員。神出鬼没で、掃除をしているだけのはずなのだが、ギョロギョロと何かと避難所の人々を観察している様子。とりわけ祥子にはジトッと目線を向けており…。ある日、胸ポケットに隠し持っていた“あるもの”が第七支部のヒエラルキー(階層、階級)を一変させてしまう。
篠原篤 コメント
僕が初めて参加させていただいた連続ドラマがオトナの土ドラでした。今回お話をいただいたといきは、身が引き締まる思いと、数年前のいろんなことを思い出すと懐かしさと照れ臭さとうれしさで、数日そわそわとしていたような気がします。
台本を読んで、極限の状態であっても、そこで起こるトラブル、楽しみ、人間模様は、現在の私たちの社会の中で起こり得ることの延長上にあることばかりなのだなと感じました。むしろ、問題となることの起源や欲望の原理が浮き彫りになっていて、登場人物たちの熱き想いと人間の可笑しみが顕著で楽しみながら読ませていただきました。
主演の羽田さんは、いらっしゃると現場が明るくなりスタッフのみなさんもキャストのみなさんもとっても楽しそうです。その素晴らしいお人柄にもしコツのようなものがあるならば、僕は生意気にも大先輩である羽田さんに直接伺ってみたいのですが、変な奴だと思われそうなので我慢しています。
コロナ渦であることが当たり前の世の中になってきました。現実は、辛いこともたくさんあるかもしれません。けれど、ぜひ、オトナの土ドラ『♯コールドゲーム』を楽しんでください。見てくださった方の心が少しでも、ふっと軽くなればと願っております。
小橋政幸 …和田琢磨
如月(中村俊介)に仕える支部長秘書。如月のもと、風紀と節度ある避難所運営に燃える正しい男。が、正しすぎるがゆえに第七支部では、「あの人は融通が利かない、今は非常事態なんだから」と、皆に敵視されている。政府に救助されたいい一心で如月に取り入っている利己的な一面も。
和田琢磨 コメント
私が初めてテレビドラマに出演した作品がオトナの土ドラシリーズです。なのでとても思い入れのあるシリーズの作品にまた呼んでいただき、とてもうれしかったです。
台本を読んで、壮大なハリウッド映画のような設定だな!と思いましたが、読み進めていくと登場人物の謎が徐々に明かされていくと同時に、限られた環境で生きる人間の渇望があちこちに描かれていて、どんどん読み進めたくなる本でした。
今回の役は、避難者の方々に厳しい言葉を浴びせ、登場人物の中では嫌われ役に映るかもしれませんが、発する言葉一つひとつが至極真っ当であり、実は最も集団生活というものに誠実に向き合っている人間なのではないかと解釈しています。
監督の千葉(行利)さんらが、テレビドラマ経験の少ない私にもお芝居を挑戦する場をたくさん与えてくださるので、もがきながらも日々撮影現場に行くのが楽しみです(といっても、一番の楽しみは、羽田さんの笑顔を拝見することですが)。
素敵な役者さんが、たくさんいらっしゃり、とても面白い撮影現場です。放送をぜひご覧ください!
山田正三 …福田転球
とある山小屋で運良く生き延び、極寒の世界を文字通りサバイバルしている男。しかし、氷河期になってもう数ヵ月、さすがに食料が尽きてきたのか、意を決して地下室へ。
この男が暮らす山小屋の地下には、もう一人の人間が生かされていたのだが…。
福田転球 コメント
演出の千葉さんとは、以前ドラマでご一緒させていただいており、声をかけてくださったので「うれしい」の一言。「得体の知れない人物。やりたい!」そんな感じでした。
台本を読んだ感想としては、「こんな氷河期がこの先、いつ起こり得るかわからない」という恐怖や、「どんな避難所生活を強いられるのか」という恐怖。さらに「ん、家族の話?裏切り?登場人物、何者?なんか、ワクワクするお話やなぁ」と思いました。
山田正三役については、寒さで口が開かないであろうから声を小さく出すように、また、得体の知れない人に映ればと、マタギを意識しました。
撮影は、雪の中の撮影でしたからハプニングだらけで、撮影初日、大雪のため撮影が途中で中止になり急遽宿泊して次の日も撮影日となりました。
次の日は、打って変わって快晴。が、雪に埋もれるシーン。いやあ冷たかった。とにかく膝が冷たくて。正直「早く終わらないかなぁ」って心の中で叫んでました。
現場では、子役の川口和空君が裏で「転球さんかっこいい」って言ってくれてたと、マネジャーから聞いて普通にうれしかった。
ご覧になる際は、自分も劇中に入り込み、役を創ってみてはいかがでしょう。何か発見が!
長嶋椿 …銀粉蝶
避難所のご意見番。足が悪く、特別に一人部屋を与えられている。皆「やさしくしたい」と差し入れをもって椿の元を訪れるが、「人に助けられる、これが私の役割なんだ」と本人は達観している。
実は、肉親と一緒にこの第七支部に逃げ込んできたのだが…。
銀粉蝶 コメント
千葉監督に声をかけていただいたことがうれしかったですね。本当に久しぶりで、元気な姿での再会ができて幸いでした。ドラマの世界は、近未来の設定ですが、この2021年を不安に生きているとこんなこともあるかも…と思えてしまいます。寒いのは、絶対にいやだけど(笑)。
椿は、たくましいです。椿のサバイブ能力のカケラでいいから欲しいです!
台本は最後まで読んだら、この続きがとても気になりました。乞うご期待。
<あらすじ>
「絶対、勝つ!」そう意気込むのは、木村家の主婦、祥子(羽田美智子)。小学校の体育館で行われているのは、家族対抗障害物競争。みな興奮し、異様な熱気に包まれている。
息子の大輝(結木滉星)、娘の陽菜(久間田琳加)そして夫の隆(やす)、と必死の形相でバトンをつなぎ、アンカーの祥子へ。先を走る競争者を転ばせ踏み越えて、なりふり構わず1着でゴール!
「うぅぅまいっ!」「生き返るッ!」「もう死ぬまで食えないと思ってた!」「あっったかい!」
賞品のカップ麺に、わき目もふらずにがっつく木村家の面々。窓の外は――ゴウゴウと吹き荒れる猛吹雪の中、あたり一面に分厚い氷の世界が広がっていた。時は西暦20XX年。隕石落下の影響で地軸が大きく変動し急激に寒冷化、マイナス 45℃の氷河期に突入した地球。
あらゆる文明が氷漬けとなり、避難所に逃げ込んだわずかな生存者たちは、限りある食糧や資源を分け合いながら共同生活を送っていた。どこかにある政府救援本部からいつか救助が来ることを信じて。
祥子たちが逃げ込んだ避難所第七支部は、地熱の高い土地に建つ旧小学校を改築した施設で、何とか人が暮らしていける設備がそろっている。しかし、第七支部を取り仕切る支部長の元衆議院議員・如月(中村俊介)は、“愛をモットーに生き抜こう”と方針を掲げながらも、部屋割りや配給などすべてを家族優先で行っていた。集団は家族単位で管理するのが鉄則なのだと。
当然、単身避難者からは不満の声が。「俺たちだって避難者なんだ。好きで一人になったわけじゃない!家族とはぐれただけなんだ」。そんな苦情が渦巻く中、「ほんとあたしたち、家族一緒でよかったわね」ニヤリと笑う祥子…。
実は、氷河期のおかげで服役中の刑務所から脱出していた祥子。職業は前科2犯の天才詐欺師。如月支部長の下、家族優先で運営される避難所を生き抜くために、夫・息子・娘になりそうな3人の生存者に協力を呼びかけ、家族を“偽装”するという道を選んでいたのだ。
そこまでして祥子が生きる理由は、「あなたに子どもを育てることはできない」と強引に引き離され、この氷河期で生き別れとなった幼い息子との悲願の再会。「あの子もどこかで絶対に生きているはず…」生きて息子に会うまでは、どんなことをしてでも生き延びる覚悟だ。
また、木村家を“偽装”する大輝、陽菜、隆も、誰にも言えない“生きたい理由”を秘めていた。
しかし、今は誰もが生き延びるために必死な極寒の氷河期。避難所第七支部でも「身元を隠して家族のフリをして優遇されている者がいる」という噂が流れ始め、殺伐とした空気が…。