映画「いのちの停車場」公開に先立ち、主演の吉永小百合と、フィギュアスケーターの浅田真央との、初の特別対談が実現。本作の魅力と、それぞれが思う「人と人との絆」について語った。
浅田真央「私も悩んでいいんですね」
浅田がブランドアンバサダーを務める株式会社エアウィーヴは、医療介護向け商品を販売している。医療に関するさまざまな問題を問いかける本作の上映は、社会的にも大きな意味があると考え、対談が企画された。
映画を鑑賞した浅田が、特に印象に残ったという終盤のシーンについて、初めて医師役を演じた吉永は、眠れないほど悩み、演技というより自身の悩み切る気持ちをそのまま素直に出した、と撮影秘話を明かした。
浅田は「長く俳優の仕事をされていても悩むことは尽きない、私も悩んでいいんですね」と返し、自身の経験を交え「改めて命の大切さについて考えさせられた。全力で生き、誰かの助けに、力になれるように頑張らなくては」と決意を新たにした。
その他、浅田が今年4月まで続けてきたアイスショーについてや、お互いの健康の秘訣などを語っている。
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<映画「いのちの停車場」>
吉永が出演作品122作目にして、初の医師役を演じる。都内の救命救急センターで働いていた医師・白石咲和子(吉永)が、故郷の金沢に戻り、訪問診療医として在宅医療に奮闘する物語。
同じ医師でも「命を助ける」現場から「命を送る」現場へと変わり、日々戸惑いながらも、現場での様々な涙や喜びを通して、「家族」に寄り添うことの大切さを学んでいく。どのように生きるのか、命の大切さ、そして「命のしまい方」を真正面から描いた作品だ。