6月4日（金）、映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」が公開され、「るろうに剣心」シリーズが完結。「るろうに剣心 最終章 The Final／The Beginning」グランドフィナーレイベントが二部構成で行われた。
「るろうに剣心 最終章 The Beginning」初日舞台挨拶と題し行われた第二部には、第一部から引き続き登場した佐藤健、江口洋介、大友啓史監督に加え、有村架純、村上虹郎、北村一輝が登壇。佐藤と有村は和装姿で観客を沸かせた。
「和装での舞台挨拶は、経験ありますか？」という司会からの質問に、佐藤は「『るろうに剣心』のイベントでは」と回答。続けて、「それよりも…」と有村に視線を向け「似合いますね！歩き方がマスコットみたいで、かわいかったです（笑）」とニッコリ。有村も「光栄です」としとやかに笑顔を見せた。
そして、イベントの第一部に出席した、武井咲、土屋太鳳、青木崇高からの質問に回答するコーナーへ。武井からは有村へ「（自分が演じた）薫は、（有村が演じる）巴に寄せた髪型になっていることがあったのですが、どうでしたか？」という質問。
イベント第一部の様子はこちら
これは、第一部で佐藤が「一番聞きづらいことを（笑）。でも、監督が現場でスタッフへの指示をシーバーで出していたのですが、『もっと巴みたいにして！』って言っているのが聞こえていたんですよね（笑）」と明かしていた。
雰囲気を近づけることが、作品をより良くするために重要だったようで、監督の意志が働いたそう。実際に「The Final」を見た有村は、「とても美しかったです。薫さんは、巴に持っていないものをたくさん持っていて、とても眩しい方なのかなと思いました」と、少し緊張からか、言葉に詰まりながら回答。
その姿がどうしても気になった様子の佐藤は、「それ（回答）よりも、充電が切れかかったマスコットみたいで…」と大笑い。「体ごと、ちょっとあっち向いて」と、有村に後ろを向いてもらうと、着物の帯を指さし「（ネジ巻きのおもちゃのように）これを巻きたい！」と言い、笑いを誘った。
青木からは、佐藤、江口、大友監督へ「（2作同時に撮影していて、1作だけでも大変だったのに）どれだけ体力あるんですか？」という質問が。これに佐藤は、第一部では「別腹的な（笑）」と回答。第二部でも追加して「気合いですね。違った作品すぎてできた。身にまとっているものも、現場の空気も違うので、それでエンジンをかけ直してもらった。相乗効果で良かったです」と答えた。
江口は、「現場に行ってしまえば、セットから何から違うので。（自分が演じた）斎藤一もロングヘアだったりしているので、意外とすんなり入れて、あとは気力だけでした（笑）」と、佐藤に同調した。
最後に土屋から監督へ「監督は、役者の呼吸が続いているうちはカットをかけない印象でしたが、『The Beginning』の撮影はどうだったのでしょうか？」という質問。これはまず村上が答えることになったが、「あまり記憶がない…そうでしたっけ？」とキョトン顔。
大友監督は「今回は、いつもよりそんなことしてない。俺も早くカットかけて、OKして、明日の準備をしなきゃいけないし（笑）」と冗談交じりに答え、爆笑を起こす。
ここで佐藤が「台本通りにやろう、という現場ではないのはたしか。『セリフが終わったから、カットね』ということではない」とフォローを。すると、大友監督は「少しでも役でいる時間が必要な場合があるんですよね。そういう時は、カット尻を長くしている。でも、今回はみんなスコーンと役に入ってくれていたので、そういうことをする必要はなかった」と明かした。
最後に、「The Beginning」で主人公・剣心の顔についた十字傷の謎が明らかになることにかけ、「登壇者の謎な部分は？」という質問が飛ぶ場面も。
佐藤は、「北村さんが誰よりも気ぃ使い。1個気になっているところがあって。お茶碗の欠けとかって、スタッフさんの努力なのですが、そういうものを画に映そうとする人なんです（笑）。北村さん、あれは見せてやろうと思ってやってませんでした？」と、あるシーンでの北村の動きが気になっていたそう。北村は「それは皆さんに一生懸命作っていただいている…って、そこを見ている君がすごいよ！」と、笑うしかないといった様子だった。
有村は、「同じシーンがなかった、虹郎くんと江口さんは謎です（笑）」と回答。ただ、村上とは以前共演したことがあったため、「カメラを撮っていたことは覚えています。まだ好きですか？」と有村が問いかけると、「やめちゃいました」と即答する村上。まさかの返答に、有村は「え！？」と盛大に驚いてしまう。
「だいぶ情熱をそこに注ぎ込んで、尽きちゃいました（笑）」と、あっけらかんと続ける村上だったが、有村は「すごい衝撃の事実だったな…」と寂しそうな表情を浮かべていた。
「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」2作合わせて興行収入50億円突破
4月23日（金）に公開された「るろうに剣心 最終章 The Final」と、6月4日（金）に公開された「るろうに剣心 最終章 The Beginning」。るろうに剣心シリーズの完結作として、公開前から話題を集めていた2作が、6月17日（木）時点で興行収入50億円を突破したことが明らかになった。
SNS上では両作を鑑賞したファンから、「『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を観ると『るろうに剣心 最終章 The Final』が観たくなる。両方観ると心に沁みる」、「The Beginning見てからのThe Finalは縁と剣心の闘いが違ってみえました。そしてまた、The Beginningが見たくなる…。」など、2部作を両方観ることで、両作の感じかたがまた違って見えるという声が多く上がっている。
興行収入50億円が突破したことを記念し、舞台挨拶の裏側で撮影されたキャスト・スタッフのオフショットが解禁。貴重な姿を見ることができる。
最新情報は、映画「るろうに剣心 最終章 The Final／The Beginning」公式サイトまで。
©和月伸宏／集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
