あー、無理…。
後半泣き過ぎて頭痛い、もう無理、レビューとか無理…。
申し訳ございません…。心の声、つい漏れておりました…。
通常であれば今回の第10話を盛り上げるべく、自分の思い…っていうか、もう最近は叫びと化した感想文をみなさんへ共有し、このドラマを楽しみにしている方たちを盛り上げる…いや、もしかしたら本当は、自分だけが盛り上がってるんじゃないか?という心配…、なくはない…だけど、楽しんでる自分を思いっきり表現しちゃうぞ!その何が悪い!!を、モットー(?)に、ここまでやってまいりましたが、申し訳ございません。第10話、感情が抑えられなくて、僕、レビュー書けるテンションになりません…。
もうね、第10話見る前はね、っていうか、先週の<試写室>書き終わった後はね、ようし!来週もキッス!キッス!ラブキッス!!で原稿、全部埋めちゃうぞ!2週連続キッス祭り!そんな安直で卑猥な<試写室>、前代未聞だし、なんつったってそれぐらいの価値あり!の、名キッスシーンだったもんね!!特にさ、あいこ(吉岡里帆)がさ、刈部(鈴木亮平)にお返しの、サドゥンリー引き寄せキッス!した、あの時さ、あいこもあいこでやりおるよね…。ああいうドラマチックキッスがナチュラルにできるだなんて、だめんずホイホイなんです…って感じ出してたくせに、いくらなんでもあの子もやりおるよね…。やっぱフラれてんのに5回も交際申し込むような女子だったよね!!そら、当然やりおるよね…。(今回の“やりおる”はみなさんに解釈を委ねます。)って思った次の瞬間、刈部も刈部で、そういうの疎いんです…恋愛とか…知らんねん…レンアイってナンデスカ?風情、醸し出してたくせに、あいこのお返し引き寄せキッスに、ビックリ!!してる!?のかと思いきや、よーく見たら、ちょっと唇、迎えに行ってるからね!あいこの抱き寄せキッス、迎えに行ってるからね!!ビックリ!してるってのはしてるんだけど、迎えに行ってる=愛を受け止めに行ってるからね!!!!!キャーーーー!!!!恥ずかしい!!(…っというわけで、ここまで変態観察日記でした)
っとまあ、こういう感じでいこうと、そう思ってたわけですが(もうその感じ、出ちゃってましたが)、そういう意気込み、半端なかったわけですが、上がりに上がりまくってたテンションから、急転直下の第10話!!なんです。お勤めの方は、次の日、“『レンアイ漫画家』の第10話で頭いっぱい休暇”、会社に申請しないと、多分仕事になりません。で、きっと上長も、同じく第10話見てたら、その気持ちわかってくれるはずなので、思いきって詳細、伝えちゃって大丈夫だと思います。ただし、その後の保証はできません。
っとまあ、そんなつまらない冗談は置いといて、今回、恋愛ドラマ的にはね、フォーマットに則った感じ…っちゃ感じの、“幸せの後には、すれ違いが待っている…”ターンなんですよ。さすがの最終回前…、それにふさわしい展開、ふさわしすぎる展開なんですよ…。で、僕、恋愛もの、そんなに詳しくないからあれだけど、その“すれ違い”っての、通常であれば幸せ過ぎて怖い…的な理不尽か、別の横槍キャラ登場…的なわかりきってるか、お互いの幸せのため…的な意味不明か、突然の海外赴任…、そのどれか(選択肢が極端)なんだけど(そんなはずない)、やっぱりそこは、さすがの『レンアイ漫画家』。これまで、恋愛漫画の名手=刈部が、あいこに疑似恋愛をさせ、それを創作意欲に変えていた…んだけれど、創作者自らが恋愛し、夢中になり、充実してしまった今、はて、それは創作の糧になっているのか?っていう、そういうディープな部分、ちゃんと描こうとするんですよ。もう刈部とあいこのラブ模様だけ見せてくれれば、視聴者大満足!(前半はそうだし)だってのにさ、そうはしないんですよ。だけど、そうしないといけない展開にもってくるもんだから…。
だって、みなさんも、きっと、こう思ってたはず…。なんだか刈部、ここ数話でいい感じに幸せになってきちゃってるけど、向後さん(片岡愛之助)と気持ち同じく、漫画の方、ちゃんと描ける?描けてるの??って。僕も、先週、あんだけピーキャー、キッスキッス、言ってたけど、心の奥で、漫画、ちゃんと描けてるんだろうか?刈部が幸せになってしまったら、漫画、描けるんだろうか…って心配してたもんね(あんなテンションだったのによく言う)そんな、視聴者に“?”が出てきた瞬間、すぐさま自然な流れで、“幸せの後には、すれ違いが待っている…”ターンを用意し、それを『レンアイ漫画家』らしく、ディープに、丁寧に描く…から、つらいんですよ…。
で、そこにですよ、鈴木亮平さんにしかできない、鈴木亮平さんらしさでもある“ストイック”が画面を覆って、漫画家の“苦悩”部分に大きな説得力をもたらしてくれるし、吉岡里帆さんも吉岡里帆さんにしか表現できない、この子はきっと恋愛成就しないだろう感(吉岡里帆さんの評価だけ、すっごい失礼…なんだけど、みなさんわかってくれるはず!)、それによって生まれる、すれ違いの必然性…。
…あ、だけど、そうだ…。思い出した…。俺たちのオアシス…、俺たちの早瀬…、竜星涼くん演じる早瀬のパートは、全然つらくなかった!!…うん、でも、ある意味、つらいっていったら、つらかったかもしれない…けど、早瀬の“つらい”は種類が違いすぎるつらさ…。爽やかなつらさ!!ああもう、ホントに、早瀬、あんたがいなかったら、どん底のつらさだったよ!!ありがとう早瀬!!幸せになれよ!早瀬!!!
っというわけで(?)来週、最終回…。これ、ハッピーエンディングに向けての振り、だよね???
text by 大石庸平(テレビ視聴しつ 室長)