6月15日(火)、映画「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」公開直前イベントが開催され、主演の高岡早紀、市原隼人、内田理央、佐々木希、松木創監督が登壇した。
待望の映画化となった本作は、2019年10月期に、フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠で放送され、「怖すぎて笑える!」「この女、怖すぎてヤバい!」とTwitterでのトレンド入りが続出し、大きな話題となった連続ドラマ『リカ』、そして、エピソード0にあたる『リカ~リバース~』の続編にあたる。
リカを意識した赤い衣装で登場した高岡は、登壇するなり「高岡早紀、48歳です!」とお茶目な笑顔を見せ、「映画化されるなんて微塵も思っていなかったので、本当にうれしく思っています」と喜びを伝えた。
高岡が演じるリカは、運命の男性に出逢った途端に“純愛モンスター”と化す、サイコパスで強烈なキャラクター。当初、台本に書かれた「雨宮リカ、28歳です」というセリフを読んだ際に演じていいのか悩んだといい、「好んでやりたいなという役ではなかった」と心情を明かした。
しかし、シリーズを演じていくにつれ、リカという役が大きな支持を受けた今は、「『28歳です』『死ねばいいのに』と言ったときの共演者の方々の反応が楽しくてしょうがない」といたずらっぽくほほ笑んだ。
リカを追いつめる刑事・奥山次郎を演じる市原は、リカの魅力を「人間の本質の根っこにある感情を擬人化したような存在」と語り、「このジャンルはなんなんだろう?リカというジャンルなのかな?」と、“ラブ・サイコ・スリラー”と称される本作について首をかしげながらコメント。
続けて、リカという人物が誕生した背景について思いを馳せると、「リカ自身を責め続けることができなかった」と吐露。高岡はすかさずリカさながらに「リカ、悪いことしてないもん」と言い放ち笑いを誘った。
高岡は登壇者の皆で試写を観た際に笑いが起こったと振り返った。高岡がワイヤーアクションで飛ぶシーンについて内田は、「高岡さんが美しく飛ばれていた」とスタントなしで「すごい高さを飛んでいた」と思い出し笑い。
高岡も楽しそうに、「2、3メートルって聞いていたのに、5、6メートル飛んでいたと聞いて驚きました。飛んだ自分が素敵すぎた」と自分を褒め、「皆が豆に見えた」と笑った。
イベント後半では、キャスト4人の“隠れリカ度”を計る心理テストを実施。並べられた夕食の中からどれを一番最初に食べるかで隠された内面の“サイコパス度”が分かるというテストに挑戦した。
ところが全員が最初に「汁物」を選ぶと、高岡は「食事のマナー的にそうなる」と納得顔。司会から「では、2番目に食べるものは?」と聞かれると、「大皿」(市原、内田、松木監督)、「小鉢」(高岡、佐々木)と票が2つに割れた。
「大皿」を選んだ人は“リカ度75%”。「かなりの寂しがり屋。駆け引きが上手なため損することはあまりないが、そんなスタイルが非難されると一転ヒステリックになる」と発表されると、「こわーい!」と言いながらも内田は、「寂しがり屋というのは当たっているかも」と頷き、市原も自分も寂しがり屋だと同意していた。
続いて「小鉢」を選んだ人の“リカ度”は“100%”と発表されると、思わず会場からも拍手が。「何もかも欲しい、究極のリカ。親切で柔らかい印象だが、その裏にはすべてを自分のものにしたいという欲望が潜んでいる」と司会から発表されると、高岡と佐々木は大笑い。
「リカのようにならないためには、白と黒で決めない。グレーもあるということを学ぶこと」とアドバイスが伝えられると、「グレーとかあるんですか?」と高岡は言い放ち、佐々木も「白と黒しか知らない」とコメントして笑い合っていた。
<イベントの様子は動画でも!>
「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」
配給:ハピネットファントム・スタジオ
Ⓒ2021 映画『リカ ~自称28歳のモンスター~』製作委員会
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