6月26日(土)21時より、フジテレビでは、土曜プレミアム『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』が放送される。
1990年4月にレギュラードラマとしてスタートし、その後は特別編という形で年に二度の放送を続けるスタイルで、これまで時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることにより、“奇妙な物語”の世界観を作り出してきた本シリーズ。
今回の『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』は、4つの“奇妙な”エピソードが登場する。そのひとつ、吉瀬美智子主演「あと15秒で死ぬ」に、声優の梶裕貴が出演する。
梶は、2015年にフジテレビの月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』で声のみの出演をしているが、『世にも奇妙な物語』シリーズはもちろん、フジテレビ系ドラマへの映像出演は初めてのこととなる。
『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』の記事はこちら!
梶が演じるのは、“死神”。背中を銃で撃たれて死んだ薬剤師・三上恵(みかみ・めぐみ/吉瀬美智子)を迎えに現れ、恵に「15秒間寿命が残っている」と告げる。梶は、特殊メイクを施してこの役に挑戦する。
『世にも奇妙な物語 傑作選』の放送も決定!
また今回の放送に合わせて、6月23日(水)~25日(金)14時45分より、『世にも奇妙な物語 傑作選』を放送することも決定(関東ローカル)。
23日(水)には「フォロワー」(2018年/主演:白石麻衣)、「幸せを運ぶ眼鏡」(2015年/主演:妻夫木聡)、24日(木)には「運命探知機」(2017年/主演:岩田剛典)、「ハイ・ヌーン」(2015年/主演:和田アキ子)、「ががばば」(2015年)、25日(金)には「ズンドコベロンチョ」(2015年/藤木直人)、「事故物件」(2015年/主演:中谷美紀』)が放送される。
<「あと15秒で死ぬ」 あらすじ>
深夜、診療所の薬剤室で、作業をしていた薬剤師・三上恵(みかみ・めぐみ/吉瀬美智子)は、突如、体が動かなくなってしまう。そして目の前に赤い飛沫(ひまつ)と静止した弾丸が浮かんでいる。
自分の胸には、一直線に伸びた血しぶきも見える。「時間が止まっている?」。わけがわからずにいると、目の前に死神(梶裕貴)が現れる。「このたびはご愁傷さまでした」 。
どうやら恵は背中を銃で撃たれて死んだようだ。そして、死神は恵を迎えに来たのだった。しかし、実は恵にはまだ15秒間だけ寿命が残っていた。その15秒のカウントダウンの間は、恵がスタートとストップをかけることができて、自由に時間を止めたり動かしたりできるという。
恵を撃った人物は誰なのか?はたして犯人の動機とは?そして残された15秒間で恵が取った行動は…。
<梶裕貴 コメント>
――今回の話が来たときは、どう思いましたか?
いわゆる“怖い話”が苦手な自分が、小学生のころに勇気を出して、ほぼ初めて触れたホラー・オカルト系作品。ただ単に“怖い”というわけではなく、まさに“奇妙な”物語が描かれていたことに衝撃を受け、以来、とても大好きなシリーズとなりました。
ヒヤリとする話はもちろん、思わず笑ってしまうようなものから、感動の涙を誘うものまで、幅広い魅力のあるドラマだと感じています。
――台本を読んでの感想は?
とても面白くて、最後までワクワクしながら台本を読ませていただきました。これぞ、タイトル通り『世にも奇妙な物語』。
――死神という役どころについては、いかがですか?
読み手によってさまざまなイメージを持つであろう、非常に遊びがいのあるキャラクターだなと感じました。その分、とても難しい役柄だな、とも。
――実際に演じてみて、いかがでしたか?
声優である自分を配役してくださった意図を考えつつ、声や芝居で、どこか良い意味での“違和感”を生み出せればなと思いながら演じました。
なにせ、そもそも“死神”という存在自体が異質ですからね(笑)。声の現場でもあまり演じたことのないような役柄に挑戦させていただき、とても楽しかったです。
――特殊メイクを施してのお芝居になりましたが…。
初めての特殊メイクだったので、シンプルにうれしかったです。しかも、この分野におけるトップアーティストであるJIROさんにメイクをしていただけるとは。
原作にある“猫”という要素をくみ取りつつ、どこか人間らしさも残した、その絶妙なさじ加減に感動しました。貴重な経験をさせていただきました。
――吉瀬さんとの共演の感想は?
終始、二人芝居。役者の大先輩である吉瀬さんとの掛け合いは、とても刺激的な時間でした。また、座長としての振る舞いが本当に素敵な方で、多くのことを学ばせていただきました。共演させていただくことができ、光栄でした。
――ご自身は、現代では説明できないような体験をしたことはありますか?
数年前、富士登山をしている時のこと。真夜中、飛行機とは明らかに違う動きをしたいくつかの光が、集団で移動していたのを目撃した…と一緒に登っていた友人が言っていました(笑)。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
実に『世にも奇妙な物語』らしい、ちょっと怖くて、どこか不思議な作品です。ご覧になったみなさんが、これからの人生、ふとした瞬間に“死神”の存在を意識してしまうような…そんな印象に残るキャラクターを作り出せていたら幸いです。放送を楽しみにお待ちください!