有村架純が大事にしている「想像すること」をタイトルに
有村さんが写真集のタイトルを『sou.』にした理由を聞きました。
いろいろ考えたんですけど、まず私が大事にしていることってなんだろうって考えた時に、「想像すること」だなという。
このお仕事をしてその役について“想像する”。この物語がどう紡いでいけばどういう作品になるのかっていうのを想像する。いろんな想像っていうところに親近感があって、それを忘れてしまったら多分、自分の人生も、仕事においても、いけない気がすると思っているんです。
想像することで、 表面的なものだけを受け取るんじゃなくて、その奥を見つめられる。その人の奥が「どういう感じなんだろう」っていろいろ想像することで、人と会話をすることが楽しかったり、表面的ではないところで繋がる感じがして、ファンの人と繋がれるというところで「もっともっと深い所でお互いを感じ合いましょう」じゃないですけど、そういう意味で「想像する」の「想(sou)」をタイトルにしました。
有村架純が行き詰まったときに訪れたパワースポットを撮影地に
有村さんが写真集の舞台に選んだのは、東京、鎌倉、タイの3ヵ所。有村さんが行き詰ったときに訪れたパワースポットが含まれているそうで…。
東京はここ5年ぐらいでようやく「住んでるんだ」と思い始めてきて、それまでは「東京に来ている」っていう感覚が、「東京にいる」って変わっていて、自分の中で。ちゃんと東京という場所が自分にとって大切な場所になりつつあるんだっていうのを感じて、まず第一に東京で。
あとは、自分がちょっと行き詰まったときに、仲良し女性のカメラマンさんが海に連れて行ってくれた場所が鎌倉だったんですけど、「すごい呼吸ができる!」って思って。それから鎌倉という場所が私の中ではとってもパワースポットなので、その場所にして。
タイは、大人の女性が1人でも楽しめる場所。1人旅にも適している場所だと思って、私は30代ですし、これからの新しいステップに向けて今の自分のマインドに合った場所ってどこだろう?って考えた時に、タイがしっくりくるなと思ってタイにしました。
初めて訪れたタイはすごく素敵な場所で、建造物の全部のデザインがすごく可愛くて、お手洗い1つにしても細かい模様があったり、そういうのも見るだけでもすごく楽しくて、ちょっと胸がときめいていましたね。