ヒット曲『Bubble Toes』では、会場の大合唱も

その後、2008年に発表された子どもたちの素朴な視点から生まれたというヒット曲『If I Had Eyes』を披露すると、日本語で「ウツクシイ。サイコーデス。コンニチハ」と挨拶してくれたジャック。

さらに、映画『おさるのジョージ』のサウンドトラックとして書き下ろした2006年リリースの『Upside Down』などヒット曲をパフォーマンス。

ちなみに、この楽曲ではベースのメルロのソロ・パートも組み込まれるなど、要所要所にバンド・メンバーとの即興ジャム・セッションを展開。ライヴならではの演出も加わり、観客をエキサイトさせていた。

そして、2022年発表の最新アルバム『Meet the Moonlight』からのリード・トラック『One Step Ahead』や、2010年発表のシングル『You and Your Heart』では、ロック・バンドさながらのキレのあるサウンドを展開し、会場をヒート・アップさせると、「ウタッテクダサイ」と言い、ジャック・ライヴの鉄板盛り上がりソングである2001年に発表の『Bubble Toes』のイントロを演奏し始める。

すると、これまでにはない歓声が響き、サビの<ラッタタラタッタ>というフレーズでは大合唱が巻き起こった。言葉や世代の壁を超え、そこにいる人すべてが手をつなぎながら、今という時間を全力で楽しんでいる様子が伝わってきたのだ。

その様子にジャックやバンド・メンバーも(もう何百回以上もこの楽曲を演奏しているに違いないにも関わらず)、楽しそうな表情を浮かべながらパフォーマンスしていると、ステージ奥からビールのボトルが数本登場。

ジャックが会場の雰囲気に便乗して、乾杯でもするのか?と思いきや、全部を抱えてフルートのように演奏。最新アルバムからのユーモアあふれる楽曲『Costume Party』をパフォーマンス。

日常のあらゆるものを大切にしながら、それをいかに暮らしやクリエーションに活かしていくのか?を考えている、ジャックらしいアイデアの一端を感じられた。