<ストーリー>

大きなケガで陸上選手生命が途絶えた高校3年生の風町トゲル(柏木悠)。

喪失感・疎外感に苛(さいな)まれ、吸い寄せられるように走行中の車の前へ飛び出し――気がつくと“幽霊”になっていた!?

混乱して、その場を逃げ出したトゲルが出会ったのは、時代錯誤も甚だしい昭和のヤンキー「わんぱく団」の面々、吾郎(福澤侑)、順平(小坂涼太郎)、チッタ(寺坂頼我)だった。

彼らは、約40年前に死んでからいまだに成仏していないという。一方、吾郎ら「わんぱく団」と仲間だったバーチ(石川凌雅)は、霊界で悪さをする「暴霊族」の一員になっていた。

トゲルは、いまだに昭和に取り残されたバカでアツいヤンキーたちに、ジェネレーションギャップを感じながらも、だんだんと仲間意識が芽生えていく。

成仏せずに現世に留まる彼らには、それぞれ理由があり、彼ら自身も知らない隠された“真実”が…。