最初の役は“カラス” 役者を目指したきっかけは幼少期から触れてきた演劇

2017年に俳優デビューし、2020年からの4年半で映画16本、連ドラ17本に出演している坂東さん。売れっ子となった実感があるか聞いてみました。 

坂東: 
ドラマをやらせていただいているタイミングとかでは、たまに街で声をかけて頂けたりすることはありますけど、実感はあんまりないです。嬉しいですけどね。テレビドラマの影響力ってすごいなって思います。皆さんに見てもらっているんだなって感じますね。

 

ドラマ『366日』より

そんな謙虚な坂東さんが役者を目指したきっかけは、幼少期の特別な体験にありました。

坂東: 
シュタイナー教育の学校で幼小中高一貫校で勉強してきて、小学校低学年の時から「演劇」っていうのが授業のカリキュラムに入っていたので、お芝居にはずっと触れていたんです。 最初はずっと恥ずかしがり屋で極力、前に出たくなかったので、セリフがない役でお願いしてました。カラスAみたいな「カー」しかセリフのない役で、「カー」ってずっと言ってました(笑)。でも高校1年生ぐらいの時から「セリフ多い役をください」と誰かの前に出たくなり始めて、そこからお芝居が好きになったんです。 

ドラマ『366日』より

鈴木: 
高学年になるにつれてセリフがある役が欲しくなったのは何かきっかけがあったんですか? 

坂東: 
何かあったんでしょうね。ちょうど高校生ぐらいの時に社交ダンスを習いにダンススクールに行ったりとか、クレイアニメーションを作って誰かに見せたいっていう気持ちになったりとかして。自分で0から1をオーガナイズしていくっていうことにすごく魅力を感じ始めたんです。 
それで「役」っていうものも、他の人がやれば違う役になるけど、自分がやったらこういう役にできる、みたいなことをすごく思っていて、自分の中から出てくるものをアウトプットできるっていうことにすごく魅力を感じ始めたんですよね。 

そして役者を目指す1番のきっかけとなったのは、高校3年生の時にやった卒業演劇だといいます。

坂東: 
卒業演劇のときは授業をお休みして、クラスメイトが主体となって1、2週間お芝居だけを朝から晩までみんなでやるんです。難しい題材を選んだので、すごく専門用語がたくさんあったりとか、1人で2、30分演説するシーンがあったり、セリフ量とかも今までやったことないくらいの量でした。その役と向き合っている時間というのはすごく苦しかったけど、楽しくてちょっとのめり込みそうになる予感がしたんです。

ドラマ『366日』より

当時17歳位だったんですけど、今まで経験したことの中で一番心が動いたというか、エモーショナルな気持ちになったので、これを仕事にできたら嬉しいな!いいな!と思ったのがきっかけで、お芝居の道を選びました。