日焼け願望あり!『鬼平犯科帳』撮影期間中は日焼けサロンへ

――染五郎さんは「妖艶」や「セクシー」と形容されることが多いと思いますが、そういった声をどう受けとめていますか?

自分を美しいと思ったことはないので、美しさを保とうとも思っていませんし、逆にいえば、今の自分を保ちたくない、どんどん変化していく自分を楽しみたいという思いがあります。どこか自分を俯瞰で見ているところがあって、これから先どんなふうに変わっていくのか、その成長、変化を楽しみたいですね。

――白い肌が印象的ですが、普段のスキンケアや美の秘訣について聞かせてください。

公演が続くと、化粧品が合っていないのかどうしても肌が荒れてしまうんです。普段はメイクさんにおまかせで、スキンケア用品などを自分で選ぶということはありません。

美白をキープするというより、正直いうと日焼けがしたい。『鬼平犯科帳』の撮影期間は銕三郎の佇まいを表現するために日焼けサロンへ行きましたし、僕としてはあの肌色をずっと維持したいと思っているくらいです。

撮影:今井裕治

市川染五郎「鬼平犯科帳」への出演は、父・松本幸四郎の「力になれたらという心境で」 鋭いナイフのような若き“鬼平”役で存在感