「ここ大阪で、歴史が動いた!」解説席が、沸きに沸いた。11月21日(土)開催された「RIZIN.25」(大阪城ホール)にて、朝倉未来選手と斎藤裕選手のRIZINフェザー級タイトルマッチが行われ、大方が朝倉の勝利を予想していたが、下馬評をひっくり返し、斎藤が3-0の判定勝ちという結果となった。

1Rからお互いに攻める姿勢でまさに互角の闘いに。その後次第に斎藤選手が仕掛け、タックルも。ふたりの勢いがマックスになったのは、3Rの最後の60秒。朝倉選手の左パンチが斎藤選手に当たった。

しかし斎藤選手は、あきらめずに朝倉選手にパンチを打っていた。まさに息つく間もない時間だった3Rの終了を告げるゴングが鳴ると、朝倉選手と斎藤選手はお互いに肩をたたき笑顔を交わしたように見えた。

斎藤選手の判定勝ちが決まると、斎藤選手の目から涙が。朝倉選手は、表情を変えることなくリングを後にした。

初代フェザー級王者となった斎藤選手は、リングでマイクを渡された斎藤選手は「僕の勝利を信じて会場に来てくれた皆様、ありがとうございます。朝倉選手、ありがとうございます。またこのリングで闘い続けていたら、また闘うことになるかもしれないのでその時はお願いします」とコメント。

そして「変わらずに…」と言いかけると、改めて目に涙を浮かべ言葉を詰まらせた。

さらに「いつも応援してくれた皆様、ありがとうございました。人生いいことばかりじゃないですけど、一生懸命やればいい結果が残せると思います。これからも応援よろしくお願いいたします」と語った。