トム・クルーズ ブラッド・ピット ブルース・ウィリス アンソニー・ホプキンス…ハリウッドスターにインタビュー学ぶ

めざましテレビ初回放送(1994年4月)

新美:
自分もインタビューが得意になったなと思ったターニングポイントはありますか?

軽部:
30年前にめざましテレビを始めて、半年経った頃から本格的なエンタメコーナーが始まりました。

当時はハリウッドのスターたちの来日が目白押しの時期で、番組のエンタメコーナーの色付けをしていく上で、たくさんハリウッドスターに会いました。

軽部真一アナと同い年のトム・クルーズ(約20年前)

同い年のトム・クルーズに会ったのも、1年目の秋。
ブラッド・ピッドもこの頃に。

ハリウッドスターのインタビューは短くて、場合によっては10分。
そこに通訳が入るから実質半分。5分ってこともありました。

映画「シックス・センス」の時のブルース・ウィリスやハーレイ・ジョエル・オスメントのインタビューもたしか。

そうなると、一問ずつしか聞けない。
記者会見やサウンドバイト(レッドカーペットでのインタビュー)と一緒ですよ。
時間との勝負なので、短い時間の中で、インタビューを学んできました。

今のThe軽部真一(めざましテレビ内のインタビュー企画)のようなロングインタビューでじっくりというものの真逆をいくのがハリウッドスターとのインタビューで、短い中でどう盛り上げるかが必要。

相手も盛り上げ上手が多いけれど、こちらも負けていられないというのがありました。

たしか「ハンニバル」の宣伝でアンソニー・ホプキンスが来日した時は、とても口が重くて機嫌を取るのに各社悪戦苦闘していたんですよ。

その緊張感の中でディレクターと考えた最初の質問が、

「なんとお呼びしたらいいでしょうか?サーホプキンス?レクター博士?」 

これはアンソニー・ホプキンス自身がナイト(サー)の称号をもっているから聞いたのです。

すると、ニコッと笑って、「トニーでいいよ」(トニー:アンソニーの愛称)って言ってくれて。

これで、「来た!」って思いましたね。
この質問を気に入ってくれたのだと。

すると友好的な雰囲気で、柔和に丁寧に僕のインタビューには答えてくれました。入口が大事だと感じましたね。