2024年7月26日に開会式が行われるパリオリンピックのメダル候補を紹介する「メダルへの道」。今回は、オリンピック初出場を目指すスケートボード・女子ストリート17歳の織田夢海(ゆめか)選手。2021年 東京オリンピックの年にした苦い経験を乗り越えた織田選手のパリオリンピックへの思いに迫ります。
出場逃した東京五輪…一番仲の良い西矢椛選手が金メダルに
7歳の時にスケートボードを始めた織田選手。
11歳で日本選手権2位に輝くなど早くから注目されていましたが、2021年の東京オリンピックには、織田選手の姿はありませんでした。
その舞台で輝かしい活躍を見せ金メダルを獲得したのが…
「13歳 真夏の大冒険!」という名実況とともに話題となり、織田選手が一番仲がいいという1歳年下の西矢椛(もみじ)選手でした。
織田選手:
すごいことだし、「おめでとう」ってちゃんと伝えたけど
やっぱりすごく悔しいっていう思いしかなかったですね
その後1年、大会に呼ばれることがなくなったという織田選手。当時の思いについて…。
織田選手:
他の選手がいろんなところで活躍している姿を見て悔しかった1年だったので
その時期はスケボーも嫌になったこともあります
織田夢海選手 挫折乗り越え世界選手権で初優勝
スケートボードに乗ることも恐れ、辞めることも考えたという織田選手。
しかし、どん底まで落ち込んだ織田選手を救ったのは周りの人たちの存在でした。
織田選手:
このTHE PARKっていう(練習)場所の人たちや、家族がたくさん応援してくれているので、また頑張ろうと思いました
挫折を経験したことで、さらにオリンピックへの思いを強くした織田選手は予選大会で大活躍!
2023年の世界選手権では、見事初優勝を果たし表彰台の頂点に立ちました。
織田選手:
今はすごく楽しいですね
磨き続けてきた“自分だけのトリック”がメダルへの道
スケートボードのパリオリンピック出場権をかけた戦いはいよいよ最終戦へ。
日本勢で最大3枠の出場権を争う中、織田選手は2024年6月18日現在、日本勢5番手。
6月20日に開幕するオリンピック予選シリーズ・ブダペスト大会で逆転し、オリンピック出場を目指します。
そんな織田選手の武器は「キックフリップ・フロントサイド・フィーブルグラインド」。
ボードを縦に回転させ、レールに後輪の金具部分をかけて滑るという、女子で成功させた選手はほとんどいない大技です。
東京オリンピックの翌年(2022年)には、世界最高峰の国際大会ストリートリーグで大会史上最高得点である9.4点をたたき出しました。
織田選手:
東京オリンピックで出す予定だった技だったんですけど、(ストリートリーグで)9点台を出すことができてそこから自信がつきました
3年越しに大技をオリンピックで披露へ。
磨き続けてきた自分だけのトリックが織田選手のメダルへの道です。
織田選手:
東京オリンピックで出場できなくてすごく悔しい思いをしたので、パリオリンピックは絶対に出場して自分だけのトリックを見てほしいです
(『めざましテレビ』2024年6月18日放送より)