杉野遥亮“初めまして”の向井康二は「テレビで見ていたままだった」

──みなさん、今回が初共演ですか?

杉野:僕は、宮澤さんとは『罠の戦争』、岡崎さんとは『教場Ⅱ』で、ご一緒してるんですけど、向井さんとは、“初めまして”です。

向井:そうですね。僕は、全員“初めまして”です。

宮澤:向井さんが「(現場が)すごく静かだった」と、初日の印象を話していたとスタッフから聞きましたよ(笑)。

向井:いやいや…僕はドラマの現場に慣れてないので。バラエティの時は、間が空いたらすぐにしゃべってしまうから、ドラマの現場は「静かだな」と感じたのかな。

杉野:4人が集まるシーンを初めて撮った日は、みんな撮影に入ってまだ日が浅かったですし、僕は役をつかむのに必死だったのと、現場でそんなにしゃべるタイプではなくて。たぶん、それで静かだったんじゃないかなと思います。

岡崎:そうですね。私も必死で、現場がどういう感じなのかなと緊張していました。

 でも、撮影中に電話が鳴っちゃった時、向井さんが「配達かな?」みたいなことを言って、笑いに変えてくださったんですよね。その対応力の素晴らしさにビックリして、さすがだなって。向井さんは、ムードメーカーですよね!

宮澤:確かに、“しんちゃん”がそこにいるという気がしましたね。

杉野:向井さんはやっぱり、よくしゃべる方だなと(笑)。バラエティで拝見していた時の印象のままでした。物語が進むにつれて、2人で芝居するシーンも増えるので、楽しみです。

向井:僕は撮影初日、一日中焼き鳥を焼いていて、焼き鳥に夢中でしたね。おかげで、焼き鳥の匂いとか煙とかいっぱい浴びちゃって、撮影終わって帰る時の車の中も焼き鳥のにおいでいっぱいに…(笑)。

お芝居するのは楽しいですし、あの日の撮影を経て、これから楽しくなりそうだなと思いました。

──向井さんは、実際に焼き鳥を焼いているのですか?

向井:焼いてます。1本1本焦げないように気をつけていました。あの日も40本ぐらいは焼いたんじゃないかな。撮影のあとで、スタッフさんと一緒においしくいただきました。

杉野:ずっと焼いていて、それが自然としんちゃんの役作りになっていたんじゃないですか?

宮澤:確かに、あの一日は向井さんの修業になっていたのかも(笑)。

向井:実は、この現場入る前に、行きつけの焼き鳥屋さんで焼く練習をしたんですよ。

杉野・岡崎・宮澤:へえ~!

向井:以前出演したドラマ『リビングの松永さん』では、バーテンダーの役をやっていたんですけど、それがきっかけになって、今回オファーをいただけたと聞いたので、バーテンダーから焼き鳥屋さんに転職する、みたいな感じがしていて(笑)。

杉野:しんちゃんのお店には、この4人で集まることが多くて、それぞれのキャラクターのプライベートな部分とか核になることを話し合うシーンになっていますよね。

宮澤:そう、4人がお互いに相談している感じですね。

向井:焼き鳥店「しんちゃん」が、歩やみなさんの憩いの場になればいいなって思っています。