さらに捜査を進めると、若林は高校時代に傷害事件を起こしていたことが分かる。芹沢が突き落とし事件について話すと、若林は突然「あのクマは俺の物じゃないかも」などと言い出した。
一方、事件のことを知った百合子は家から逃げ出していた。
百合子からクマの話を聞いた際に初恋の彼と写る写真を見せてもらっていた西条は、クマの体のパッチワークの一部が、若い頃に百合子が着ていたワンピースの柄だと気づく。
基山はその写真を見て、その場所が広島県呉市にある寺だと指摘。 百合子は、呉市の寺によく似た寺の近くで保護された。彼女には認知症の兆候があり、自分が恋人に渡したクマを、恋人からもらったと思い込んでいたのだ。

百合子は、彼がまた罪を犯したのではと心を痛めつつ、その男の名前を告げる。捜査したところ、彼は10年前に亡くなっていた。