西条は「幽霊に会いに行く」と、芹沢らを連れて病院へと向かう。しかし意識不明だったはずの男はベッドから消えていた。

男は非常階段から落ちて運ばれてきたという。あの怪文書が遺書だと気づいた西条は、病院の屋上へと向かう。

屋上には、本当の川尻省吾(波岡一喜)がいた。西条の問いかけを突っぱねる川尻だが、基山が「息子さんに会いに行こうとしたんですよね」と話すと様子が変わり、息子・悠斗との約束について話し始める。

川尻は、病気の悠斗に「大好きな煙草をやめる、そしたらきっと病気も治る」と約束していたが、煙草をやめることができなかった。

悠斗の病気は再発し、1年ほど前に亡くなってしまっていた。川尻は悠斗が大好きだったうさぎ小屋に、悠斗に宛てた手紙を置き飛び降り自殺を図ったのだ。

自分が会った悠斗が既に亡くなっていたことを知り、大混乱する基山。川尻は自分の戸籍を売り、その金を治療費として匿名で寄付していた。