――前作から変化したところがあれば教えてください。

芳根:『めおと日和』の世界観や、なつ美と瀧昌様の空気感は変わりません。ただ、前作の2人はゼロから関係を築いていきましたが、今回はすでに関係を築いたところからのスタートなので、お互いへの信頼や安心感が、より強くなっていると感じています。

これまでは、なつ美が「悲しい」と言えば、瀧昌様が「そうですよね」とやさしく受け止める関係でした。でも今回のなつ美は「私は寂しいけれど、こんなふうに頑張りたい」と自分の思いを伝えますし、瀧昌様も、いろいろ思うことがありながら、なつ美の意思を受け入れます。これって信頼関係があるからこそ、できることなんじゃないかなと思います。

2人の絆がより深くなっていることが、前作から変わったところかもしれません。今作には「成長した2人だからこそ乗り越えられる壁」が、たくさんあると思います。

『波うららかに、めおと日和』(続編)第1話より

本田:物語の世界や、なつ美さんと瀧昌の夫婦像、まわりの登場人物など、前作を観てくださったみなさんが愛してくれた魅力は、僕たちも変わらず大切にしていきたいと思っています。それと同時に、2人の成長が感じられる部分もしっかり見せていきたいので、変わるところと変わらないところ、その両方を大事にしながら撮影に臨んでいます。

本田響矢 台本にはない小さなドキドキを「なるべくキャッチするように」

――なつ美と瀧昌の距離は前作より縮まっていると思います。夫婦を演じるうえで、意識していることはありますか?

芳根:特別に意識していることは、ないかもしれません。でもこの前、今作で深見芙美子役を演じてくださる生田絵梨花ちゃんに「なつ美と瀧昌に倦怠期はあるのかな?」と聞かれたんです。「常に一緒にいるわけじゃないからね」と答えた瞬間、自分で「そうだ、2人はいつも一緒じゃないんだ」とハッとして。

撮影では2人のシーンがずっと続くので一緒にいますが、なつ美と瀧昌様は本来、日常をともに過ごせる時間が少ない夫婦なので、その新鮮さは常に持っておかないと、と改めて感じました。

『波うららかに、めおと日和』(続編)第1話より

――撮影現場では、2人でどのようにお芝居を作っていますか?

芳根:本田くんとは、1シーンごとにお互いがきちんと緊張感を保てていて、それがすごくいい方向に作用している気がします。この作品は1シーンの撮影が長く、動作が多いときもあるので「間違えちゃダメだ」というドキドキもありますし、「ここはうぶキュンのシーンだから物語の核になる」と考えながら演じることもあるので、それがいい緊張感を生んでいるのだと思います。

本田:僕は、「台本に書かれていないけれど、ここで瀧昌はなつ美さんにちょっと触れるからドキドキするだろうな」と想像できる部分を、リハーサルの段階で細かく感じとるようにしています。心の中であれこれ大騒ぎするほどではなくても、ちょっとドキッとする、そういう小さな緊張感を、なるべくキャッチするようにしています。

芳根:現場でアイデアが広がっていくことも多い作品なので、演じながら「ここどう思った?」「これ、なつ美は絶対に緊張するよね?」と感じたことを話し合ったり、「いったんなつ美と瀧昌様の2人でアワアワしてみよう!」と、いろいろなお芝居を試したりしています。

撮影:河井彩美

『波うららかに、めおと日和』公式サイト

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