石原さとみさんと河合優実さんが、初共演で知ったお互いの魅力を語りました。

石原さんが主演を務め、野木亜紀子さんが脚本を手がける水10ドラマ『ポリティカルパン』。架空の国・ニッポニアを舞台に、史上最強の“女ルパン”こと如月弥生(石原)が政界に潜り込み、使われ方の見えない“政治の金”を鮮やかに奪い取っていく怪盗エンターテインメントです。

『ポリティカルパン』ポスタービジュアル

弥生に目をつけられ、計画に利用される大物政治家の娘・小早川雅を演じるのが河合さん。立場も生き方も異なる弥生と雅が、やがて心を通わせていくシスターフッドも見どころのひとつです。

そんな2人に、お互いの印象や現場での様子、野木脚本の魅力、そして印象的だった1話の出会いのシーンについて聞きました。

石原さとみ 河合優実の切り替えの早さにびっくり!

──お2人は今回が初共演ですが、共演前と実際に共演してみて印象に変化はありますか?

石原:優実ちゃんは、いろいろなイメージを持って、いろいろなキャラクターを演じる人だなという印象でした。たぶん、素顔は物静かで落ち着きのある大人っぽい方じゃないかなって思っていたら、人見知りをしない、明るくてすごく話しやすい人でした(笑)。

河合:(笑)。

石原:視座もとても高くて、お話していてとても勉強になる、ワクワクする会話ができる方。そういう意味ではギャップを感じましたね。「好きな本ある?」「座右の銘はある?」みたいな話をしたの、覚えている?

河合:はい。

石原:そんな会話をしていて、プライベートなことや体験談、考えの一部に触れるようなところでも、しっかりと答えてくださるんです。だから、こちらも返したい気持ちにもなるし、「この人とはこういう会話ができるんだ」ってことがわかった瞬間が、すごくうれしかった。

河合:ええっ!

石原:これだけ深い話ができるんだっていうのが。会話として、面白い。優実ちゃんから出てくる会話が、面白いんですよ。

河合:うれしい!よかった!さとみさんは、すごくパワフルというか、生きるエネルギーみたいなものがあふれている方だというのを、最初にお会いしたときから感じていて。

自然と周りが「この人の背中を見ていれば大丈夫だ」とついて行きたくなる。やっぱり主演の方ってそういうものなんだなってすごく思います。こちらもそのパワーを受け取りますし。撮影中、普段は人見知りすることもあるんですけど…。

石原:そうなの!?

河合:めちゃくちゃありますね。

石原:そうなんだ。

河合:さとみさんが楽しい現場にしてくださっているから、ずっとしゃべっちゃう(笑)。すごくよい影響力を持ってる方だと思います。その場にいる人がみんなハッピーになるようにふるまっていらっしゃる気がして、私もそういうことができる大人になりたいって思っています。

石原:(笑)。

――すでに信頼関係を築いている印象ですが、撮影中、お互いに「ここがすごい」「いいな」と感じた部分はありますか?

石原:(河合さんは)笑ったあとに、集中するの早いよね?

河合:え!うそ(笑)。

石原:「やばい笑っちゃう!」って言いながら、ちゃんと笑わずに本番いけるよね。

河合:ああ、でも(石原さんも)そうじゃないですか?

石原:そうだけど(笑)。そこに(笑ってしまって)引っ張られる人もいるじゃない。それがスッとなるのが早くない?

河合:今までは、本番直前まで話すのは苦手だと思っていたんですけど、この現場は楽しすぎて、話しすぎちゃう。だからそう(自分を)律しているのかもしれないです。「待て待て、やばいぞ」って。それで(切り替えが)早いのかもしれないです。

石原:私自身も、直前までしゃべる人、苦手だったんですよ。だけど、自分がそうなると思っていなくて。

河合:(笑)。

石原:本当に(笑)。それが、この役は「本番、よーい」って声に反応すると、緊張しちゃうってことに気づいたの。

だから、そこにいる(役の)2人が「こういう会話をしていただろうな」と想像される話を続けるなかで、「いつの間にかそのシーンが始まっている」という感じで前段階をつくっていけるといいなと思って。

河合:はい。

石原:だから、「おしょうゆ、何使ってる?」とか、本当にくだらない話を…。

河合:「どこどこのおしょうゆがいいんですよ」みたいな(笑)。

石原:(自分たちが演じる役は)そういう会話もしてたんだろうなとか、そういうことをやっていて。なんかちょっと…申し訳ないんだけど(笑)。

河合:いえいえ、楽しいです。