雅は弥生と会い、酔っぱらって覚えていなかった前の晩の出来事を聞く。
弥生から「政治家になろうと思ったことは?」と尋ねられた雅は「ある」と答えた。雅は中学生の頃、政治家になるのが夢だった。
しかし、衆議院の女性議員の割合は14%で、世界的にも低い。雅は、女性の政治家がこの国では求められていないと思い、あきらめたのだという。
弥生はそんな雅をたきつけて「国会議員に、俺はなる!」と言わせ、雅のスマホで証拠の動画を撮影。その動画をSNSにあげてしまったのだった。
ことのてん末を知った雅は、頭を抱える。そんな雅に弥生は、コンサルとして選挙を手伝うと言う。
誰も本気にしないしバカにされるだけだと言う雅。すると弥生は、大泥棒になって大好きな人たちが楽しく生きられるためにお金をあげるのが夢だったと語り「あなたを、盗んであげる。窮屈な箱の中から」と告げた。
この言葉を受けた雅は、立候補を決意する。
パウロ=乾(渡部篤郎)の戦略で華麗なる政治家一族が選挙で激突!
弥生はパウロに、雅が立候補すると伝えて協力を求める。弥生は、“政治に詳しい情報屋”がパウロ自身であると気づいていた。
弥生から、政治の金を盗まないかと言われて乗り気になったパウロは、自分の名が“乾”だと明かした。
改めて、弥生は、雅に乾を引き合わせ、“選挙のプロ”として紹介。
千羽17区で立候補する颯は夏目を伴って県庁を訪れ、選挙管理委員会事務局に届け出をする。弥生とともに届け出を済ませた雅は、颯たちと鉢合わせ。
夏目と颯は、雅が選挙に出ると知って驚く。しかも、選挙区は颯と同じ千羽17区。
士郎の選挙区である千羽2区では、人口の変動によって選挙区ごとの一票の価値に差が出る“一票の格差”を是正するための区割り改定が行われ、17区が新設されることになった。
17区も2区同様、小早川家の地盤となる。国自党は17区に颯を立て、2区の士郎とともに議席を獲得する算段だった。乾は、17区に小早川家の娘である雅をぶつける選挙戦術を立てた。
小早川家では、雅の立候補について家族会議が開かれる。
士郎は、兄の足を引っ張ろうとする行動だと雅をたしなめ、自分たちの一族が特別であると語る。雅は士郎と颯に対し、政治家になって世襲を止めるために選挙改革をすると宣言する。
衆院選公示日。雅は世羅を伴い、颯と並んで立候補の手続きを行う。小早川家の戦いに、世間の注目は高かった。
弥生は、乾とともに雅と颯の立候補を伝えるニュースを見ていた。いよいよ選挙戦が幕を開ける。官房長官室の金庫という、まだ遠い目標に向けて弥生の瞳は野望に燃えていた――。
