俳優の吉田鋼太郎さんと、ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSの中島颯太さんが主演を務めるスペシャルドラマ『きんつくろい -金繕い-』。その制作発表が10月1日、フジテレビ本社で行われ、息ぴったりの2人が登壇しました。本作は、金継ぎとウイスキーを通して、切なくも温かな再生を描くラブストーリー。放送を前に、プライベートに迫るトークで大いに盛り上がった発表会の様子をお届けします。

思い出の品は「52年前のギター」と「EXILE ATSUSHIさんからの金色マイク」

続いて、本作のモチーフである金継ぎにちなみ、2人が長く大切にしている「思い出の一品」を紹介しました。壊れたものに手を加え、再び大切に使い続ける物語に重ね、それぞれの宝物にまつわるエピソードを語りました。

吉田鋼太郎さんが紹介したのは、母親に買ってもらったギターでした。

吉田:
高校受験前にバンドに夢中になりすぎて、全く勉強しなかったので、母親にギターをたたきつけられて壊されたんです。激しい母親で(笑)。
でも、受験が終わって進路が決まった後、伊勢丹に連れて行ってギターを買ってくれたんです。当時15歳で、今67歳ですから、52年前ですね。修理しながら使っています。母の思い出もありますし、時間がたつといい音になる。思い出の詰まったギターです。
 

そして、中島颯太さんの宝物は、EXILE ATSUSHIさんから贈られた金色のマイクでした。

中島:
『きんつくろい』ということで、“金”にもかけて金色のマイクです!ATSUSHIさんが、“ここまで来た皆さんは、並大抵ではない努力をして、夢を持って来てくれていると思う。このマイクを大切にして、今後も夢を諦めずに続けてほしい”という思いでくださったマイクを、今でもずっと大切にしています。
 

このマイクは、FANTASTICSのボーカルを決めるオーディションで、審査に残った9人全員に贈られたものだということです。

吉田&中島が語る、ウイスキーを楽しむひとときと「初好き」トーク

40年前と現在をつなぐ物語のキーアイテムとなる「ウイスキー」。2人が、それぞれの楽しみ方を語りました。

ウイスキーを飲む時の最高のシチュエーションについて、吉田鋼太郎さんは、

吉田:
仕事も子育ても一段落して、みんなが寝静まり、やっと一人になれた時ですかね。一人のほうがウイスキーに合う気がします。
 

中島颯太さんは、このように話しました。

中島:
音楽を聴きながらウイスキーを飲むのが本当に好きです。レコードバーやジャズライブで、生演奏を聴きながら楽しむのも好きですね。1970年代の音楽を聴いて、“この時代に、この音を作っている人がいたんだ”と感じながら飲むのが好きです。
 

続いて、物語でのもう一つの重要なテーマ「初恋」にちなみ、「初好き(ウイスキ)トーク」を展開しました。

自身の初恋について聞かれた吉田鋼太郎さんは、

吉田:
中学3年生の時に両思いになって、高校に入ってからも文通を続けていた人がいるんです。その人が本格的な初恋かもしれないですね。
 

当時は全寮制の学校に通っていたということで、手紙が心のよりどころでしたが、ある時、突然届かなくなったといいます。

吉田:
それは苦しみましたよ。当時は携帯電話もないですし、電話をするとお母さんが出ますから、なかなかかけるのもはばかられて。
 

理由が分からないまま大人になりましたが、約6年前、テレビ番組を通して再会が実現しました。相手も手紙を書きたかったが、事情があって書けなかったと知り、約50年越しにその理由が分かったというエピソードに、会場から拍手が起こりました。
 

中島颯太さんには、「人生で初めて夢中になったものや、今の自分の原点になっている“初好き”」について質問されました。

中島:
最初に好きになって、夢をつかみたいと思ったのはサッカーです
 

小学生の頃はプロサッカー選手を目指していましたが、中学3年生の時にドクターストップがかかり、長時間、紫外線を浴びることができなくなったといいます。

中島:
どうしよう、とグラスのように心が割れてしまって。その時に音楽に支えられたので、自分も音楽で誰かを支えられる人になりたいと思い、この道に進みました。今でもLDHでサッカー部を作るなど、サッカーも続けられているので、良かったなと思います。
 

放送まであと1週間!2人から視聴者へメッセージ

最後に、お二人から視聴者へメッセージが送られました。中島颯太さんはこのように呼びかけました。

中島:
『きんつくろい -金繕い-』は本当にすてきなお話です。見てくださった方が“頑張ろう”と思えたり、優しい気持ちになれたりする作品だと思います。ウイスキーをゆっくり飲みながら楽しんでいただけるドラマです。つらかったことや悔しかったことも含めて、“今が一番幸せ”“幸せになりたい”と思えるような作品なので、たくさんの方に届いてほしいです。
 

続いて吉田鋼太郎さんは、本作の魅力をこのように語りました。

吉田:
これまでたくさんのドラマに出てきましたが、初めてのタイプの作品です。ゆっくりと時間が流れ、人の心が変化していく。一度壊れたものは元には戻らないということを大前提に、それを戻そうとする。もし戻ったとすれば、何がその心を動かしたのかを、本当に丁寧に描いている作品です。中島颯太の演技が初々しくて、素晴らしいです。それも心が癒やされる一つの要因になっていますので、ぜひそのあたりも楽しんでいただければと思います。
 

40年前に果たせなかった約束と、将来に迷う青年との出会い。割れたグラスをつなぎ直す時間は、柊と夏樹の人生にどのような変化をもたらすのか。『きんつくろい -金繕い-』は、10月8日(木)22時から放送されます。過去への後悔や未来への迷いを抱えながら、それでも新たな一歩を踏み出そうとする2人の物語に、ぜひご期待ください。

ヤンシナ脚本家応援プロジェクト by SUNTORY『きんつくろい -金繕い-』

≪放送日時≫ 2026年10月8日(木) 22時~23時34分

≪出演者≫ 吉田鋼太郎、中島颯太/西垣 匠、遠藤さくら(乃木坂46)/尾美としのり、朝加真由美 他

≪脚本≫金 民愛(第33回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞)

≪演出≫ 清矢明子(『あなたがしてくれなくても』、『新宿野戦病院』、『最後の鑑定人』他)

≪プロデュース≫ 栗原彩乃(木曜劇場『愛の、がっこう。』、『ナンバMG5』他 ) 郷田 悠(FCC)(『続・続・最後から二番目の恋』、『最後の鑑定人』他)

≪制作協力≫ FCC

≪制作著作≫ フジテレビ

フジテレビヤングシナリオ大賞

 1987年に創設された、テレビドラマで活躍する若手脚本家を募集・育成するためのシナリオ公募。ドラマ・映画制作の現場に携わるフジテレビ関係者メンバーで厳正に審査される。受賞作品は特典としてフジテレビにてドラマ化されるため、作品を選んで終わりではなく、一緒にドラマを作っていくことにより、即戦力となる脚本家として活躍する人材を育成することを目的としている。将来性のある脚本家を発掘・育成する若手脚本家の登竜門と言われ、2020年、一般社団法人「放送人の会」が主催する「放送人グランプリ2020」を受賞した。