──今回初共演のお2人。お互いの印象を聞かせてください。
芦田:お会いする前から柔らかい雰囲気を持っていらっしゃる方だなと感じていました。実際にお会いすると、フレンドリーに接してくださいますし、南と湊人のこれからの関係性について、一緒に話し合いながら考えてくださって。役としての時間も一緒にしっかり積み重ねていけるような気がして、心強いです。
高橋:ありがとうございます。第一印象成功ですね(笑)。
芦田:目の前で話すのは緊張しますね(笑)。
高橋:芦田さんは、雰囲気が柔らかくて、すごく明るい方だなと感じています。いろいろなものに興味があるようなので、僕も新しい何かをもらえるように、たくさんお話したいなと思っています。
高橋文哉「やっていて楽しい料理は?」という芦田愛菜の質問の切り口に感心
──現場の雰囲気はすごくよさそうですね。
芦田:初日からすごくいい雰囲気ですね。共演者の皆さんも、スタッフの皆さんも穏やかな方が多いので、ほのぼのとしています。
高橋:まだあまり多くはお話できていませんが(取材時)、お互いのことも少しずつわかってきています。と言っても、ご飯の話をしていることが多いですかね。
芦田:お互いに美味しいものが好きですからね。あとは、高橋さんがお料理をされるということなので、「どんな食材を料理するのが好きですか?」と聞いたり(笑)。
高橋:芦田さんは話を広げるのがお上手なんです。普通は「得意料理はなんですか?」と聞かれて終わることが多いのですが、「やっていて楽しい料理はなんですか?」とか、いろいろ聞いてくださって。
芦田:あ、逆に得意料理は聞いてないですね(笑)。
高橋:もうそんなのはいいんです(笑)。「扱っていて楽しい食材は?」とか、その切り込み方が独特で面白いなと思いながらお話しています。
あと、僕はずっと読書に興味を持っていながら、あまり読んでこなかったんです。でも、芦田さんが読書好きと聞いて、昨日、ひとまず本屋さんに行きました。
芦田:何か買われたんですか?
高橋:いや…これから頑張ります(笑)。
──それぞれが劇中で演じる南と湊人にご自身との共通点はありますか?
芦田:南は、誰かに助けてもらうことが多い人生かもしれませんが、人一倍、自分も誰かの役に立ちたいと強く思っている人。そんな南にとって、誰かの役に立てる得意なことが法律であり、それを生かせる弁護士の仕事を一生懸命頑張っています。
私はお芝居が好きで今も続けていますので、好きなことを原動力にして頑張る気持ちというのは南と共通していると思っています。
高橋:仕事を始めてから、人に対する優しさはしっかり持っていたいと、より強く思うようになりましたし、“人ありきの自分”であること、人を思いやる気持ちが大切だということも心にあるので、その点は湊人と近いかもしれません。
湊人のように、人に対して優しい人でありたいですし、角(かど)のない人間を目指して精進していきたいです。
──役作りはどのようにしていますか?
芦田:ASDの方にお会いしたり、監修の先生といろいろお話させていただいたり、本を読んだりしながら、日々どうやって演じようかと探しています。
そのなかで、感情の部分は特に大事にしてお芝居をしなければいけないと思っていて。行動の理由、その言葉が出てきた理由は必ずあるはずなので。
例えば、南には「反響言語」と言って「お元気ですか」と聞かれたときに「お元気ですか」と言葉を繰り返す特徴があります。質問されたことをかみ砕くためにもう一度言っているのか、あるいは、なんと返したらいいかわからなくて繰り返してしまうのか。その時々によって、南なりの理由があるんです。
そういうところをうまく出すにはどうしたらいいんだろうと、バランスを考えながら役を作っています。
