<中島颯太 コメント>

――今作のオファーを受けたときは、どう思いましたか?

めちゃくちゃうれしかったです。昨年の『ドビュッシーが弾けるまで』に、INIの尾崎匠海くんが出演していたことも知っていたので、この企画(ヤンシナ脚本家応援プロジェクトby SUNTORY)に参加させていただけることがすごくうれしくて、楽しみでした。

もともと、人間模様を描くヒューマンドラマが好きなので、台本を読む前から、どのような作品になるのかワクワクしていました。

――台本を読んだ印象は?

僕自身、とにかく人が好きで、人の細かな愛や葛藤、不安、夢を描いた作品がすごく好きです。

『きんつくろい -金繕い-』にも、それぞれが長い間抱えてきた思いや記憶を含め、人のすてきなところがたくさん描かれていると感じました。

また、僕が演じる夏樹は、性格や趣味、夢など、自分と似ている部分も多く、台本を読んでいて面白かったです。

大きな変化だけではなく、心情が少しずつ動いていくシーンがたくさんあるので、登場人物たちの細かな感情の動きを追うことも楽しかったです。

――中島さん演じる、守谷夏樹について教えてください。

柊さんに物おじせず、まっすぐに思いを伝えるところは似ていると思います。僕も先輩、後輩問わず、いろいろな人に話しかけにいきます。

また、夏樹と同じように自分もカメラが大好きで、趣味でもあるので、カメラを仕事にしていきたいのか、好きなままで終わらせるのかという夏樹の葛藤も、すごく共感できました。

――吉田鋼太郎さんとの共演で楽しみにしていることは?

吉田鋼太郎さんとご一緒できると聞いて、うれしかったです。

鋼太郎さんの人柄や面白さ、俳優としてしっかりと思いを伝える姿を拝見していて、尊敬する部分がたくさんあります。

鋼太郎さんが演じる柊を想像しながら台本を読むと「こういうシーンは、きっとすてきになるだろうな」と思ったり「ここは、想像を超えてくるんだろうな」と感じたり、とてもワクワクします。

――本作では、過去の挫折や失敗と向き合う主人公の姿が描かれます。挫折や失敗を新たな力へ変えた経験はありますか?

この業界に入ったことが、まさにそうです。ずっとプロのサッカー選手を目指していましたが、中学生のときにドクターストップがかかり、サッカーができなくなりました。

夢をどうすればいいのか悩んだときに、音楽とLDHに救われたので、同じように挫折や大変な思いをしている人へ歌を届けられる存在になりたいと思い、アーティストを目指しました。

あの出来事がなければ、ここまで夢へ進む力はなかったと思います。新しい夢を叶えたことで、サッカーのお仕事やお芝居にもつながり、すべての夢につながっていると感じます。

――夏樹との共通点は「カメラ好き」。最近、写真に残しておきたいと思った瞬間はありましたか?

先日、HIROさんとお食事に行かせていただいたときに、夢の話や他愛のない話までできる、すごくすてきな時間で、「この瞬間を写真に残したいな」と思いました。

ただ、「写真を撮っていいですか?」と言い出せず、カメラを構えることもできなかったので、撮りたかったけれど撮れなかった一瞬です。

いつか、一緒にツーショットを撮れたらうれしいです。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

この作品は、長い年月の中で抱えてきた思いや、悔しかったこと、楽しかったことのすべてが今につながり、より力強いパワーとなって前へ進んでいく、メッセージ性のある作品です。

20代の方はもちろん、どの世代の方にも「もう一度頑張ってみよう」「これまでのことは間違いではなかった」と思っていただける作品だと思います。

僕自身も、この作品からパワーをもらいながら、撮影に臨みたいです。