――現場で発見したことも?

キャラクターの核となる部分については、アフレコが始まってから「なるほど」と気づくことが多かったです。監督や音響監督をはじめ、スタッフの皆さんと一緒に詰めていきました。オーディションのときは自分が思うぴょんたろうを演じましたが、現場で、自分の想像になかった部分を埋めてもらえた感覚がありました。

今回ぴょんたろうを演じて、自分は「前に出るお芝居」をまず選んでしまうタイプだなと実感しました。ぴょんたろうは元気だけど元気すぎない、変なところで達観して見せたがる少年なので、それに合った“少し引いたアプローチ”の仕方を学ばせていただきました。

鈴代紗弓 共演の川井田夏海&秋山絵理は「心強い2人」

――女の子好きでスケベなつばめ役の川井田さん、冷静でしっかり者のひろし役の秋山さんの印象も聞かせてください。

川井田さんとは、デビューした時期が近くて、8〜9年の付き合いになります。もともと共通の友人を通じて名前は知っていて、実際に会ったのは、私がメインヒロインを務めた作品でした。

初めて一緒に食事をした日に、そのまま川井田さんの家に泊めてもらって、それぐらい一気に距離が縮まって(笑)。「いつかメインキャラクター同士で共演したいね」とずっと話していたので、今回キャストが発表されたときはすごく嬉しかったです。

秋山さんは“初めまして”ですが、本当に柔らかい雰囲気で現場にいてくださる方です。今回はプレスコ(映像がない状態で先に音声を収録する方法)だったので、みんなで原作を持ち寄ったりデータを見合わせたりしながら「ここってこうだよね」と確認してお芝居を組み立てていきました。

そのときに秋山さんが率先して「ここは漫画だと、このコマだよね」と見せてくれて。真面目で誠実な雰囲気がご本人からもにじみ出ていて、すごくひろしっぽい方です!心強い2人と一緒にお芝居できることが嬉しいです。

撮影:今井裕治
ヘアメイク:宮本博子
スタイリスト:葉月