<中江功(演出)コメント>
――林遣都さんにオファーした理由を教えてください。
同じ俳優と何回か仕事をすると、積み重ねることによってその俳優が持つクセや得意、不得意を知り、ひととなりへの理解も深まっていくことが多いものです。ただ、その積み重ねをあっけなく崩してしまう俳優が、わずかながらいます。
林遣都という俳優は、まさにそれで、いやそれ以上です。その都度、新しい人物が現れ、積み重ねた理解を手放すことになります。
なので、この「役者馬鹿の怪物」の次の顔を探るために朗読劇をやることにしました。
――みなさんへメッセージをお願いします。
サイコパスでも、変人でも、宇宙人でもない、自分の隣にいるかもしれないごく普通の人物を、声と語りだけで表現したとき、今度は一体どんな林遣都が現れるのか。
そして、おそらく今まで一緒に組んだことのない相手との共演によって、どんな世界が見えるのか、いまからとても楽しみです。ぜひ、その時間を一緒に体験していただけたらうれしいです。
