9月1日、舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の取材会が新橋演舞場にて行われ、大竹しのぶさん、薮宏太さん(Hey! Say! JUMP)、美村里江さん、山口馬木也さん、前川泰之さん、徳井優さん、風間杜夫さんが出席しました。

本作は、有吉佐和子さんが1972年に発表した戯曲。劇中では、尊王攘夷派と開国派がしのぎを削る幕末に、神奈川・横浜の遊郭を舞台にした物語が展開されます。

<薮宏太「本当に頭が上がりません!」座長・大竹しのぶからのアドバイスに感謝>

左から)徳井優、山口馬木也、風間杜夫、大竹しのぶ、薮宏太、美村里江、前川泰之

横浜の遊郭を表現した豪華な舞台セットの話題になると、大竹さんは「劇場に入った時から、素晴らしいなと思っていて、こういうのが劇場の喜びでもあるんだなと思いました」とにっこり。

続けて「『セットは良かった』と言われないように、私たちも頑張らなくてはいけないなと思います」と話しました。

薮さんは「最初に想像していたよりもきらびやかで、びっくりしました。藍色を基調としたデザインがすごく素敵で、僕の家の壁紙と同じ色なんですよ」と紹介。

「すごくセンスがいいなと思います」とコメントすると、取材陣からは「ご自身のセンスがということですか?」と問いかけが。薮さんは「そういうことじゃないです」とあわてて否定しました。

そんな薮さんは、本作の稽古に入る前に、稽古用の浴衣を新調したことを明かしていました。

その話題に触れられると、薮さんは「毎日着ていて、稽古休みのときに手洗いしていました」とコメント。

「黒い浴衣だったんですけど、(洗うたびに)黒の染料がどんどん出てきて、毎回お風呂場が黒くなって大変でした」と話し、共演者の笑いを誘いました。

最後に大竹さんは「とにかくセリフもストーリーも面白いし、笑って泣けて考えさせられるという芝居の本来の力を持っている作品だなと改めて思います」と再びアピール。

続けて「本作をたくさんの方に見てもらって、この作品がずっと続いていったらいいなと思います。そのためには、私たちがいい芝居をしなくてはいけないので、精一杯頑張りたいと思います」と意気込みました。

舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は、9月2日から26日まで、東京・新橋演舞場で上演されます。