『あたりのキッチン!』第10話に登場する料理を紹介します。

12月16日(土)、桜田ひよりさん主演の土ドラ『あたりのキッチン!』(東海テレビ・フジテレビ系)第10話が放送されます。

本作は、自身の味覚に絶対の自信があり料理が得意なものの、コミュニケーション能力ゼロの大学3年生・辺清美(あたり・きよみ/桜田)が主人公。

「就活を前に自分を変えたい!」と定食屋さんでアルバイトを始めたことで、料理を通じて周囲の人たちと気持ちを通わせていくハートフル“グルメ”ドラマです。

清美が働く定食屋さん「阿吽」の店主・中江善次郎を渡部篤郎さんが、善次郎の一人息子で、父親に素直になれずお互いに壁を感じている高校生・中江清正を窪塚愛流さん、清美と同じ大学に通う医学生・鈴代桜を工藤美桜さんと、華やかなキャストが作品を彩ります。

左から)中江善次郎(渡部篤郎)、辺清美(桜田ひより)

残すところあと2回。最終回直前、ここにきて善次郎(渡部)と清美(桜田)の父が旧知の仲だったことがわかり、清美を慕う樹(森島律斗)の登場で、なぜか心がザワザワする清正(窪塚)だったりと、波乱の予感…。

そんなドラマに登場する料理のポイントを、放送に合わせて毎週紹介!

ドラマの料理監修を担当しているのは、東京・恵比寿の名店「賛否両論」の笠原将弘さん。笠原さんならではのアドバイスも加わった、ここでしか見られないレシピです。

第10膳 父との記憶よみがえる「ちらしずし」

すし飯の上にさまざまな具材を“”散らす”ことから、その名がついた「ちらしずし」。金糸卵やでんぶで、華やかに盛りつけることも多く、誕生日などおめでたい日に登場する家庭も少なくありません。

ただ、「すし飯がベチャっとした感じになるので苦手」といった意見も…。そんな声に応える、今回の善次郎版ちらしずしのレシピです。

ポイント① コメは、硬めに炊いておく

おいしいご飯のポイントは、もっちりやわらかな食感ですが、ちらしずしを作る際には、この食感がむしろマイナスに。

すし酢を加えるとベチャッとしてしまうので、普段よりも水分を減らし、硬めに炊くほうがいいそう。可能であれば、使用する米もあっさり硬めの品種を選んでおくと失敗がありません。

ポイント② かんぴょうとガリを細かく刻んで、すし飯に混ぜる

さらに、すし飯に細かく刻んだかんぴょう、ガリ(甘酢に漬けたショウガ)、白ごまを混ぜて、こだわりのすし飯に。見た目の華やかさに“食感”も加わって本格派のちらしずしに。

どんな工程も丁寧に…見えないところのちょっとしたひと手間が、板前ならでは。

レシピの詳細は、番組サイト公式Instagramで。

笠原将弘のもうひと手間!

ちらしずしのすし飯を上手に作るポイントは、熱々のご飯を使うこと。

そして様子を見ながら、少しずつすし酢を加えていくと、上手に仕上がると思います。もちろん、うちわで扇いだり、濡れ布巾をかぶせることも忘れずに。  

そして、ご家庭でちらしずしを作るなら、生ハムやアボカド、クリームチーズ、 サラダチキンなどを加えると、雰囲気も変わっていいのではないでしょうか。

笠原将弘

土ドラ『あたりのキッチン!』第10話は、12月16日(土)23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。

<第10膳 あらすじ>

料理人になりたいと打ち明けた清美(桜田ひより)に対し、「あなたをうちの店に置いておくわけにはいかない」と告げた善次郎(渡部篤郎)。

実は、善次郎と清美の父は、かつて料理人として同じ料亭で働いていたのだった。今まで打ち明けられなかったことを詫びつつ、「お父さんと同じ道に進もうとするあなたには、ちゃんとした場所で才能を伸ばしてほしい」と、一流店での修業を勧める善次郎。

そして「和食おおそね」の採用試験のため、清美は善次郎に調理の基礎から教わることになるのだが…。

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