<コラム>『いちばんすきな花』第6話
開始38分ころ、提供バック?的な、後半のCM間の、あの、ちょっと先の映像を見せちゃう、あの場面にて、料理してる風な椿(松下洸平)に対して、
僕:がっかり!椿には、がっかり!!なんで!?なんで、料理、してんの!?
ゆくえ(多部未華子)「(煮物的なの食べて)おいすぃ~♡」
夜々(今田美桜)「(続けて食べて)…なつかしい」
僕:はぁぁぁあ!?椿、お前(お前言うな!)、そんな料理スキル、どこに持ち合わせてたんだよ!ってか、なつかしいってなんだよ!?料理上手じゃねぇかよ!!あの、闇落ちして泊りに来た紅葉くん(神尾楓珠)の、朝食にって、スティックパンだけよこした、あの、あの椿は、あの椿どこ行ったんだよ!!!椿の、アイデンティティである、あの、一切料理はしないし、できません!っていう(勝手な想像だけど)、あの、椿は、あの椿は、一体、どこに、いったんだよぉぉぉぉぉ!!!!(少し泣いてる)
そんなこんなで、ラスト、“その場面”が実際に登場!!
ゆくえ「できてる“汁”入れただけだけどね~」
紅葉「カット野菜だけどね~(笑)」
ゆくえ「(煮物的なの食べて)おいすぃ~♡…『椿さんのお母さん、天才ですね!』」
夜々「(続けて食べて)…なつかしい」
僕:……う、うん、そう、そうだよ、そうだよね…。椿は、そうでなくっちゃ♡(少し泣いてる)
はい、というわけで、『いちばんすきな花』第6話のハイライトをお送りしました(絶対違う!)。
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うん、で、その場面、何がすごいかってね?(この話題まだ続きます)僕がもう、あの提供バック的な映像ですら情緒がおかしくなるってのは当然として、あんなほんのちょっとの映像ですら発狂しちゃうってのも当然として(繰り返してるだけ)、わざわざ、あの提供バック的な映像で、一瞬「椿、料理してるの!?」って思わせるように(たぶん違う)、わざと、ゆくえちゃんの「椿さんのお母さん、天才ですね!」をカットしてくる!!まさかの、ミスリードを仕掛けてくる!!!ってことなんですよ!!!!(絶対違う!)
だって、そこの尺を埋めるため“だけ”だったら、あの一連の会話、そのまま使えばいいじゃないですか、その先のおしりをカットすればいいだけの話じゃないですか、なのに、わざと、視聴者を欺くかのように(言い方!)、決定的なそのセリフを、“わざわざ”カットしてまで、あの場面を使うだなんて、もう、どこをとっても、まさに、エンターテインメント!!!
でもって、その後、さっきの場面を流したと思ったら、あの決定的なセリフを初出しして、「椿、料理、してませんでしたー!!」って、ちゃんとひっくり返してくる!!!椿の料理問答ごときで(言い方!)、「シックス・センス」ばりの(急に映画!)、大どんでん返しを起こしてくる(大げさ)それこそ、THE エンターテインメント、ですよ!!!!!
で、で、で(まだある)、実は、その提供バック的な映像(これ何回目?)をさ、ちゃんと見てればさ、その“煮物”、電子レンジから、出してますやん!!!(急に関西弁)もっと、冷静に、あの映像を見て、しっかり判断すれば、でき合いのものを温めている=手作りではない?=椿、料理してない?にたどり着きますやん!!!もっと、映像、ちゃんと見ろ!!(僕が)
そして、なことより、なにより、椿を、信じろ!!!毎週椿にしか目を向けてないくせして、あの、料理しない、あの、かたくなに、これでもかと、料理を拒んできた(そこまでは描写されてない)、椿を、信じてやれよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!(結局涙目)
またしても!!!またしてもひっくり返してくる!!!!
って、え?なんの話でしたっけ?(毎回)
はい。というわけで、まさか、“提供バック的な映像”の話で、ここまで盛り上がってしまうとは自分でも想定していなかったわけですが、そんなことよりもなによりも(ホントに)、この、『いちばんすきな花』、もう第6話だって、ことなんですよ!!!(そこ?)
いやだって、みなさん、これまでを振り返ってみてくださいよ?「4人が出会う」(第1話)→「4人が再び会う」(第2話)→「4人がLINEを交換する」(第3話)→「椿が“でんでん虫”って言う」(第4話)→「椿が“お父さん”っぽくなる」(第5話)→「椿が引っ越しを決意する」(第6話←new!)って、ねぇ?ちっとも話進んでないじゃないですか?第1話で4人が出会って、折り返し地点の第6話で椿が引っ越し決意って、ねぇ?ちっとも話進んでないじゃないですか?
…って、…え?そんなことより??第4話から??椿が??主役みたいな??書き方になってるって???…え??…はぁ???そら、そうなるに、決まってんだろうがよぉぉぉぉ!!!!!!!(謎の逆ギレ)
おっと、いっけない。大変申し訳ございません。ついつい、自分でツッコんで、自分で激おこになってしまいました(いつも)。
いや~、だけど、そんなことを言いたいんじゃないんです(でしょうね)。そう、毎回、トピックスだけを挙げれば、話が進んでないように見える…例えば、恋愛ドラマだったら、誰かが誰かを好きになったら、キュンしたり、告白したり、付き合ったり、すれ違ったり、いざこざ起こしたりっていう、“イベント”、必ずあるはずじゃないですか。
なのに、このドラマときたら、紅葉くん→ゆくえちゃん、夜々ちゃん→椿ってなってるのに、「ああ、うん、そうですけどなにか?」と言わんばかりに、その辺の事情はまったく掘り下げたドラマティックを用意しないどころか(むしろ掘り下げないことによるドラマ性があったりね)、元恋人同士ではない元トモ(もととも)同士の“修羅場”、という、斬新すぎる、おそらくテレビドラマ史上初の“修羅場”を描写したっていうのに、それすらドラマのハイライトに持ってこなくって、たかが“椿の引っ越し”ごとき(あえての“たかが~ごとき”です)を主軸に置いてしまうという、“元トモの修羅場”以上の、すさまじい新しさ。
で、そのたかが“引っ越し”ごときを、なぜ主軸に置けるかっていったら、それはもう、椿の家は、4人にとっての“居場所”であり、ドラマの設定上でも“都合のいい場所”(言い方!)であり、それを引っ越すことでなくす、って行為は、このドラマにおいては大きな出来事=ドラマティックになりうるっていう、そういうところまで昇華できているからで、で、そんなこんな、視聴者も、よくよく考えたら一人にしては家でかいよな…だけど、テレビドラマってそういうもんだしな…なーんていう邪念も入りつつも、せっかくの“居場所”で、せっかくのドラマセットで(邪念)、椿の弟(一ノ瀬颯)が言ってたみたいに、“自分の気持ち”を優先するためにも、“引っ越し”、妥当だよね…。
なーんて思い始めてたその矢先!やんややんやの紅葉くんから(紅葉くんの紹介がいつも雑過ぎ!)「またおいで」という言葉を引き出して、そうだ!!椿の家は、「またおいで」と言ってもらえる場所なんだ!!それは、“自分の気持ち”よりも優先される、かけがえのない場所なんだ!!!だから、椿は、引っ越しをやめることを決意したんだ!!だからこそ、椿は、「ありがとう、決めた」って言ったんだ!!!
うん、そうだよね!!椿の、あの笑顔は、そうだよね!!“自分の気持ち”より、“誰かの気持ち”を優先させる…それが、それこそが、椿のアイデンティティだよね!!!!!俺、椿のこと、わかってる!!!!誰よりも、わかってる!!!とかなんとか勝手になってた、ラストのラスト…
椿「引っ越すことにしました…」
って、またしても!!!またしてもひっくり返してくる!!!!「シックス・センス」ばりの…(以下同文)
っていう、っていうことなんですよ?(いよいよ意味わからん)
いやー、もう、それもそうなんだけどさ(もうあきらめた)、先週、椿は“お父さん”だったけど、今週の椿は“保育士さん”でしたよね!?(“授業参観みたいな人”とも言われてたけど!!まさしく!!!)あの、冒頭の、3人の“子どもたち”をあやす、あの感じは、上級生とか下級生とかの感じじゃない、まさに、“保育士さん”でしたよね?!?!(結局、なんの話!?)