ORANGE RANGEがリバイバルヒットに感じる率直な気持ちを明かしました。
2026年に結成25周年を迎えた沖縄出身の5人組ロックバンド・ORANGE RANGE。昨年は、“平成あるある”を詰め込んだ『イケナイ太陽』(2007年)がリバイバルヒットし、『おしゃれ番長 feat.ソイソース』(2008年)がTikTokで総再生数が3億回を超えました。さらに『NHK紅白歌合戦』に19年ぶり3回目の出場を果たすなど大きな話題となっています。
25周年の幕開けとして、7月26日には横浜BUNTAIで一夜限りのスペシャルライブ「YOKOHAMA UNITE音楽祭 2026 presents ORANGE RANGE(祝)25周年 ベストヒット・チャンプルー」の開催も決定。
現在も沖縄在住で活動を続け、デビュー時からの所属であるソニー・ミュージックレーベルズへ15年ぶりに復帰したメンバーは、近年の再評価をどう受け止めているのでしょうか?メンバーのHIROKIさん、YAMATOさん、NAOTOさんに聞きました。
ORANGE RANGE近年の再評価に驚き!親戚からは「これ叔父さんだったの?」
――2000年代初頭のヒット曲が再注目され、若いリスナーが増えています。この状況や支持されている理由をどう感じていますか?
HIROKI:(原曲にヒットを生む)仕掛けというか、戦略はもちろんあったと思いますけれど、何が若者に刺さっているのか本当のところは分からない部分が多いです。でも、分からないから面白いですよね。特に何かを変えたわけでもなく、同じことを続けているだけなので、このスタイルを再評価してもらえたことは、「これでいいんだ」という大きな自信になっています。
――肌で感じる反響はありましたか?
YAMATO:メディアにたくさん出させてもらうと、親戚や友達からすぐ連絡がくるので、「こんなに反響があるんだな」というのは分かりやすく伝わってきますね。
NAOTO:TikTokで『おしゃれ番長』や『イケナイ太陽』を見た親戚の高校生から、「これ叔父さんだったの?LINE教えて」みたいな反応がありました。去年まではお年玉をあげても、一切しゃべってくれなかったのに(笑)。
YAMATO:それまでは、「叔父さん、何の人なんだろう?」みたいなね(笑)。
――マユリカとも共演した『イケナイ太陽』(令和ver.)のMVも大きな再生回数となりました。
HIROKI:撮影当日は本当に楽しくて。マユリカさんや多くの出演者さんの中でワイワイ乗っかって楽しんでいただけで、まさかここまで反響が大きくなるとは思ってなかったから、自分たちが一番びっくりしている感じです。再生数を聞いてもピンと来なくて、「あ、そうなんだな」と他人事に捉えているところがあるかもしれない。数字が上がるたびにテンションが上がっていくみたいなこともなくて。
NAOTO:(再生数など)あまり数字の基準が分からないですね。
HIROKI「紅白と年越しCDTVライブ!ライブ!の後もそのままホテルに戻りました」
――ライブでのパフォーマンスは当時と変わらない印象です。歌っているときの気持ちに変化はありますか?
YAMATO:各自がやるべきことをやっているから、変わらずに映っているのかなと思います。やっていること自体はシンプルで変わらず、どんなに状況が大変だったとしても、音を鳴らして歌うことしかできないですし。気持ちは変わっていないと思います。
HIROKI:器用ではないので、同じことをしているだけですが、ずっとついてきてくれるファンの方たちからもらった自信があります。何をやっても受け入れてもらえるんだという安心感があるので、今は「好き勝手やって楽しもう」というモードですね。
――ボーカリストとして、変わらないために日常的に意識していることはありますか?
HIROKI:普段からケアはしています。
YAMATO:のど飴をよく舐めるようにしています。あとは、打ち上げの三次会でカラオケに行っても、踊っているだけで歌わないとか(笑)。ずっと沖縄に住んでいるので、特に地域ごとの冬場の湿度の違いには気をつかいます。例えば東京でホテル暮らしをするときは、洗濯物を部屋干しすると2時間ぐらいでカラカラになるぐらいに乾燥しているので、お湯を張って蒸気で部屋を温めるようにしています。
HIROKI:年間の3分の1くらいはホテル暮らしなので。
NAOTO:地味な生活です。
HIROKI:去年の紅白と年越しCDTVライブ!ライブ!の後もそのままホテルに戻りましたからね(笑)。
――25年間続けているライブ前のルーティンがあったら教えてください。
YAMATO:ライブ前に円陣は組みますが、それも一言だけというか。ライブでやることの確認をして、「おう!」という感じですかね。
HIROKI:いつも周りから「テンション低っ!」と言われます(笑)。(円陣は)鼓舞するとか、テンションを上げるという意味合いじゃないかも。
――あえて、ローで入ってライブで上げていく、という感じなのでしょうか。
HIROKI:何も考えてなくて、習慣になっているだけなのかもしれません。
NAOTO:誰かが、「もうやめない?」って言ったら「ああ、オッケー」ってなるぐらいの。
HIROKI:他のアーティストさんは、みんなで「わー!」と声を出したり、手をパンパンぶつけ合ったり、肩をパンパン叩き合ったりするじゃないですか。ノリがそういう感じじゃないんですよね。
――打ち上げではメンバーの様子はどう変わりますか?ステージと役割が逆転する人はいるのでしょうか?
HIROKI:NAOTOはステージを降りたら一番しゃべりますね。逆にステージではまったくしゃべらない。
NAOTO:(ステージだと)オフになる。
YAMATO:逆!逆!
NAOTO:打ち上げでは、誰よりもよく飲んでしゃべっているかもしれないです(笑)。
リバイバルヒットの心境を「特に何かを変えたわけでもなく、同じことを続けているだけ」と朗らかに語るHIROKIさん、YAMATOさん、NAOTOさん。インタビュー後半では、ORANGE RANGEにとっての“今”、そして10年後を予想してもらいました。
