<秋山竜次 コメント>

――収録はいかがでしたか?

“これ最初誰が言い始めた?誰がこれをやり始めた?”というのは結構気にするタイプなので、絶妙な感じの“始まりの部分”を知れたし、すごい勉強になりました。

今回は半分ドラマ、半分コントでやれたのがめちゃくちゃ楽しかったです。

台本の部分もあるし、フリーに広げるところもあったりして、それを結構活かしてくれるのでうれしかったです。みんな演技しながらくすくす笑ってやっていたので、ドラマみたいに細かすぎてなく、その辺も楽しかったですね。

ドラマって、何回も何回も撮影すると本当に真面目になっちゃうじゃないですか。今回は、2回まわして終わりというルール。

潔すぎるくらいにどのシーンも2回まわして「はい、次の現場」みたいな感じで、それもなんか良かったですね!

――この番組の見どころは?

やっぱり、まずネタでしょうね。おおもとはどうなんだ?とか、起源となったものって?というのは、よくテレビで見かけますけど、「そこ!?」みたいな部分を、わざわざ再現するってあんまりないので。そこ見てほしいですけどね。

あと半分くらい再現して、半分くらいは正直言うと「どこでふざけよう?」としか考えてないので。その感じも見てほしいですね。

コント番組でもないし、教養番組でもない。全部の良い中間の部分やいろんな要素が入っているんですよね。ただの再現VTRにしたくないので。再現VTRなのに「なにこれ?ふざけすぎじゃない?」みたいな部分が面白いでしょうね。

今回一緒にやっていただいたお二方も、何度も共演経験がある方々なので、めちゃくちゃ入りやすかったですね、よくわかんないノリにもついてきてくれている方々。息ぴったりで、良かったですね。

――役作りでこだわったところは?

基本的に想像でやっているだけなので、ただただ扮装(ふんそう)させてもらって、自由にやらせてもらっているものが多いですね。歴史上の偉人は、想像がつくから扮装(ふんそう)しやすいけど、そうでない人は自由なので、大丈夫かってくらい変えてやってましたね。あとは、ご本人が見てどう思うかですね…。

けど、あるネタでは撮影現場にご本人が来られて「いや、本当に私の若いとき、こういう感じでした!」って言われたから、そんなわけないだろうって(笑)。ちょっとやりすぎるくらいやっちゃったんですよ。でも、若いときこうだったんでみたいなの言われて、良かったなって思いました(笑)。

――秋山さんが「これ、誰が始めたんだろう?」 と思うことは?

しょっちゅう「これ、誰だろうな最初やったの?」って思っちゃいますよね。

「このノリ作ったの誰なの?」とか。収録後とかの、誕生日のときのケーキ持ってくるあのノリもそうですよね。

あと、MCの人が横に置いているちょっと小さめのテーブルをあのサイズにしようよって、誰が定めたのか?

ほかにも、番組と番組のちょうどつながり。朝の1個の番組終わって次の番組のMCと前の番組のMCがかけ合う30秒。あれの始まりも知りたいですね。そういうのは、いつも思ってますね。

「これって誰が最初にやり始めたんだろう?」みたいな。あと帽子(ニューエラ)のあのシールを「剥がさずにいこうよ!」って言い出したのは誰なのかな?とか。