『わたしのお嫁くん』第6話完全版

速見穂香(波瑠)は、山本知博(高杉真宙)への気持ちに気づいた途端、彼のことがまぶしく見えてまともに顔も見られなくなってしまう。

たが、それ以上先に踏み込むことが出来なかったのは、山本の長兄・正海(竹財輝之助)、次兄・薫(古川雄大)と交わした、「私、速見穂香は、このルームシェア中に、山本知博さんに絶対に手を出しません」という誓約書があったからだった。

<ドラマ『わたしのお嫁くん』これまでのあらすじ完全版>

山本は、先輩社員・古賀一織(中村蒼)に、速見から「ひとり占めしたい」と言われた、とうれしそうに報告。翌週に迫る速見の誕生日に告白するために、告白成功間違いなしのプレゼントを教えてほしい、と頼む。

古賀から「何が欲しいか、本人に直接聞くのが一番」という助言を受けた山本は、速見に話を切り出した。

すると速見は、みんなでキャンプに行きたい、と言う。その言葉を受け、速見と山本は、山本の兄である正海と薫、そして速見の親友・高橋君子(ヒコロヒー)というメンバーでキャンプ場を訪れた。

速見は、このキャンプ中に正海と話し合い、誓約書の破棄に同意してもらおうと考えていた。

一方、薫は、弟が速見に告白するつもりでいることを知り、全面協力を申し出る。しかし正海は、山本が予約していたグランピング場を勝手にキャンセルし、「キャンプとは自然の中で己の無力さを知り、己を成長させるものだ」と言って、みんなに仕事を割り振り始め…。

同じころ、速見を巡って山本に強烈なライバル心を燃やしている人事部社員・赤嶺麗奈(仁村紗和)は、速見への誕生日プレゼントを物色中に営業部の新入社員・花妻蘭(前田拳太郎)に出会う。速見を慕うもの同士、なぜか意気投合した2人は、共闘し作戦を立て始めた。

正海は、速見の思惑に気づいているのか、彼女に次々と作業を振り、2人で話す機会を与えない。

山本は、薫の助力を得て速見を喜ばせるためのキャンプ飯を作り上げるが、肉体労働続きで何を食べても美味しいという状態の速見に、その思いは通じなかった。

完ぺきに作業を終えた速見は、ようやく正海と話し合う機会を得て、誓約書の破棄を交渉する。すると正海は、「もし知博が(速見の思いを)断ったらどうするのか?その後、ルームシェアはともかく、会社でも今までと変わらず接してもらえるのか?」と返す。

そこまで考えていなかった速見は、何も返せなかった。

そんな折、山本は、地元の老人から聞かされた、“イルミネーション”がある場所を訪れた際に、足を滑らせて崖から滑り落ちてしまう。

山本が戻ってこないことに気づき、手分けして彼の行方を捜す速見たち。やがて速見は、山本が出会った老人から情報を得て、彼が向かった場所を訪れる。が、山本と同じ場所で速見も足を滑らせてしまった。

転がり落ちた場所で山本を発見した速見は、足をくじいている彼を背負ってキャンプ場へと戻る。速見の背中で幸せそうな笑顔を浮かべる弟の姿を見た正海は、彼の気持ちを知り、誓約書の破棄に同意することを速見に伝えた。

山本は、せっかくの誕生日に迷惑をかけてしまった、と速見に謝ると、崖の下で見つけた野花を差し出す。うれしそうに受け取る速見。山本は、そんな速見が愛おしくてたまらなくなり、「俺は先輩の嫁だけど、彼氏にもなりたいと思ってます!」と告白する。

すると速見は、「今の気持ちは『宝くじで1億円当たった』が一番近い」と返す。本当にいいのかという気持ちと、実感がわかない気持ちと、今の生活が変わってしまうのかどうかの不安が入り交じって、パニックになっているというのだ。

山本は、そんな速見を抱きしめ、キスしようとするが、そのとき、ドラム缶風呂に入って演歌を歌う正海の声が聞こえてきて…。

赤嶺と花妻は、速見のためにデコレーションされたカップケーキを用意していた。すると赤嶺のスマートフォンに、「先輩と付き合うことになった」という山本からのSNSメッセージが届く。

パニックになり、「なんであんなド変態と」と言い出す赤嶺。山本が赤嶺の家に泊まり、そこで何かがあったことを知った花妻は、誕生日カードを握りつぶし…。

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