<ななまがり 初瀬悠太 コメント>
――決勝進出が決まったときは、どう思いましたか?
ほかの賞レースでもめちゃくちゃウケて落ちる経験をしてきたので、今回も準決勝は手応えがあったんですけど半信半疑でした。準決勝が終わって、まわりから「絶対に決勝へ行けましたよ」と声をかけてもらったときも、今までの僕だったらホクホクで「まあ、行ったな」とか言っていました。
でも、「あまり期待せんとこう」と考えていたので、そういうこともなかったです。だから、「やっと決勝へ通してもらえた」という安心が大きいです。
――ファイナリスト9人を見ていかがですか?
この中やったら、しんやです。このインタビューを通して、しんやに言っておきたいです。おまえ、いろいろかぶっているからな!声と体がでかいし、なんなら衣装の色もかぶっているぞ!
だから、しんやには負けたくないです。
――「これだけはファイナリストの誰にも負けない!」と誇れる強みはありますか?
声量ですね。声がでかいのは、僕は重要なことやと思っています。そんなにおもしろくないことでも、声さえでかければウケたりするし、おもしろいことがパッと思いつかなかったら、声量と勢いで乗りきれたりするんです。
特に『R-1』は自分一人の力で笑いを起こさないといけないですし、声の大きさは大事です。ただ、「おまえ、声が大きいな」って、芸人になってから周りに言われるようになりました。「なんでそんなに声がでかいんですか?」って。
自分でもわからなかったんですけど、最近、実家に帰って「これかも?」ということがあったんです。僕の実家のテレビの音量、“70”なんですよ。久しぶりに帰ってテレビをつけたら「音でかっ」とびっくりしました。
テレビにもよりますけど、家やったら大体“20”くらいじゃないですか。実家は、テレビから食卓まで少し距離があるので“70”にしていたんでしょうけど、それにしてもでかいです。こんななかで生活していたら、「そら、声もでかくなるわ」と納得できました。
――ななまがり 初瀬悠太さんにとっての『R-1グランプリ』とは?
僕にとっては、修行です。普段、コンビでやっている分「俺は、一人でどこまでやれるんや」という力試しになります。あと、『R-1』は一人で舞台に立ってすべてを背負っているじゃないですか。実は一番かっこいい賞レースちゃうかなって。『R-1』の格好良さをもっと伝えたいです。
一人で舞台に出るのって相当怖いですし、スベったときのダメージも大きくて、それを誰のせいにもできません。ヒリヒリしますね。そうやって一人でネタをやる経験って、コンビにも生きてくると思うんです。
相方の森下(直人)は、2020年に『R-1』決勝へ行っていますし、今回も準決勝で戦ったので『R-1』に関してはマジでライバル。
ピンネタについても、お互いに感想を言ったり指摘し合ったりはしません。そうすることで一人で気づく能力や構成する力が身について、それがコンビに還元されてよりおもしろくなれるはずです。
