<富田靖子 コメント>
――原田泰造さんとの共演は?
今回で二度目です。最初にお仕事をしたときは、「は〜ら〜だ〜泰造です!」みたいなイメージを持っていたんですけど、でもまったく逆で、文学青年みたいな感じで物静か。真逆だったので、すごく驚きでした。今回も、そのイメージです。
――沖田美香を演じるにあたって苦労している点はありますか?
原作漫画がすごく大好き。だけど、ドラマとして演じるときは一回そこから切り離すということが、
ちょっと大変でした。漫画を読んでいると、お父さんも萌も翔も私の読んでいるリズムで入ってくるけど、ドラマはそれぞれの人間のリズムが入ってくる。私が漫画を読んでいるリズムとは違うわけで、そこが最初戸惑いでした。今ここで演じている「私たち」を大切にしなきゃなっていう。
だから、あえてドラマが始まってからは、漫画を読んでいないです。目の前にいるお父さんだったり、翔だったり、大地くんだったり、円くんだったり…この人たちと紡いでいくので、そこを見るように心がけています。
――ご自身と沖田美香の似ている部分、異なる部分を教えてください。
お母さんとして抱えている宿題や考えていることは、みんな一緒だなと思いました。ただ家事に関してはちょっと違っていて、美香さんは料理が得意なんですけど、私はメニューを考えるのが大嫌いで、毎日、朝・昼・晩・朝・昼・晩…もうハァ〜みたいな。でも「何食べたい?」って聞くと「なんでもいい」って答えるじゃないですか。
「もう、何でもいいってなんなんだよ!」と思いながら(笑)。逆に、ゴミ捨てや掃除は、美香さんは苦手なんですけど、私はそっちの方が得意だったりする。家事の得意分野がまったく違うかな。
――自分の常識がアップデートできていないと感じることはありますか?
今、アップデート中なんですけど…「キッチリしすぎない」こと。キッチリし過ぎると息苦しい。自分は、キッチリしていることに快感を覚えたり、モノがキッチリ平行に並んでいるというのがいいんですけど、他人にとっては適当に置くのが楽だったりするんですよね。
なのに、蛇口は使ったらピカピカに拭いて…みたいな、そういうキッチリ感が息苦しく感じる場合もあると思うので、あんまりそういうのは言い過ぎないように、キッチリしていなくてもいいじゃんと思うようにアップデート中です。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
自分の好きを大切にして、周りの人の好きも大切に思いやってあげるとハッピーになれる、ということをこのドラマで伝えたいです。ぜひ、楽しんでご覧ください。
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』は、1月6日(土)スタート!毎週土曜23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。