毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集いトークを繰り広げるフジテレビ『ボクらの時代』。9月22日(日)放送回は、小栗旬、沢尻エリカ、蜷川実花が登場する。

写真家でありながら映画監督としても活躍する蜷川は、小栗主演で現在公開中の映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』を監督。沢尻も、小栗演じる太宰の愛人役で出演している。「蜷川(実花の映画の)主演をやるときは一人で風呂に入ってはいけない」と言われるほど、精神的に疲れて風呂場で寝てしまうという過酷な撮影を振り返る。

蜷川:今見返すとさ、(撮影)初日のラブシーンは(小栗が沢尻に)ちょっと遠慮してるのが見え隠れしてかわいいよね(笑)。

小栗:確実に見えます。だってしたことなかったんだもの。

蜷川:そうなんだよね。

沢尻:え!?

蜷川:まさかの、実はラブシーンが初めてなのね。

沢尻:うそでしょ!?

小栗:本当。

沢尻:えー!意外!

小栗は初めてのラブシーンに挑む際の緊張感や、「素」が出てしまうことへの怖さを語る。また、女優陣の潔さがかっこよかったと絶賛し、自分は緊張のあまり“あること”に悩まされたと告白する。

また、蜷川はプライベートでも親交がある沢尻を「すごい素直」「びっくりするくらいまっすぐ」と評し、小栗も「思っていたより男の子っぽい」と言う。すると、沢尻は男兄弟の中で活発に育ったことや、母親との関係を語る。

一方、小栗は舞台監督である父が自分よりもずっと以前に蜷川の父で演出家の故・蜷川幸雄と一緒に仕事をしていたと明かし、父の影響で舞台に興味を持ったと話す。また、その父から教えられ、仕事現場で大切にしていることとは?

一方、沢尻の転機は18歳の時。映画『パッチギ!』(2005年)に出演したことで「芝居が面白い」と心の底から思えたという。

沢尻:芝居上手い人なんてもっといるし、ぶっちゃけ上手くないし…。(笑)

小栗:そうそうそうそう。(笑)

蜷川:2人で「ぶっちゃけ上手くないしね」って。この2人があの現場で、にこやかに話してることが私には衝撃的で。

沢尻:だけど、「好き」っていう原動力は何にも代えられないものだから。それは私の誇れることで。

「やりたくない役もある」とぶっちゃける小栗と沢尻。3人は、俳優として、女優として、写真家・映画監督として、仕事をする人間として、現在に至るまでの葛藤や信条を語り合う。