10月12日(土)19時~フジテレビ系列全国ネットで生中継される『RIZIN.19~格闘技新時代 大阪の陣~』。そのメーンカードとして朝倉海の出場が決定した!

朝倉海といえば、8月に名古屋で行われた「RIZIN.18」にてBellator世界バンタム級と初代RIZINバンタム級のメジャー2冠・堀口恭司にわずか68秒でKO勝ちし“大番狂わせ”と大きなニュースとなったばかりだ。

堀口との再戦が熱望される中、今回戦う相手はバンタム級四天王のひとり、佐々木憂流迦。今年4月、ふたりは対戦予定だったが佐々木の内臓疾患で試合が流れたという経緯があるため、ファン待望のカードとなった。

今回の試合に挑む心境とは―。朝倉海が榊原信行(RIZIN CEO)と共に記者会見にのぞんだ。

朝倉「俺の派手な試合で格闘技熱を爆発させたい」

朝倉は冒頭の挨拶でこう語った。

「10月の大会はパスして年末に堀口選手とのタイトル戦に向けて集中してやっていこうかと思っていたのですが、榊原さんからお話をいただき“俺がやってやろう”とスイッチを入れました。前回、堀口選手に勝利したことは、単に勝ったということではなく、堀口選手が常に口にしている“RIZINを盛り上げる”“日本の格闘技を盛り上げる”という気持ちを僕も受け取ったと思っています。それであれば、今回は兄貴(朝倉未来)も、堀口選手も天心選手もいない中で“俺がやるしかない”“俺が先頭に立ってRIZINを盛り上げたい”と思っています。地上波で放送もしていただけるとのことで、俺の派手な試合を世間に届けて、また格闘技熱を爆発させたいと思っています。楽しみにしてください」

榊原CEO「格闘技の強い選手はインテリジェンスも持ち合わせていないと」

このコメントを聞いた榊原CEOは「うまいこと話しますね。格闘技の強い選手はインテリジェンスを持ち合わせていないと勝てないですからね!」と感心し、会場は和やかな笑いに包まれた。

以下は記者の質疑応答での朝倉選手のコメントだ。

Q.佐々木憂流迦を研究している?勝つ自信は?

勝てる自信があって受けました。勝てると思っています。寝技の機能を持っている選手ですね。でも寝技だけかな、とも思っています。

Q.堀口戦で変化は?

勝利して自信がつきましたし、自分の成長も感じています。打撃も寝技も一段階レベルが上がっていると思います。私生活でもメディアに呼んでいただいたり、たくさんの人に声をかけられるようになったり反響を感じています。

Q.四天王のひとりと戦う気持ちは?以前はあまり興味がない、という感じでしたが。

格闘技を盛り上げたいという気持ちの方が強いです(なので、試合を受けた)。
勝って盛り上げたいと思います。

Q.今回はどういう試合を見せたい?

圧倒的に勝ちたいです。堀口選手も年末に向けて対策してくると思いますが、その上でもう一度勝ちたいと思っています。

Q.堀口選手が負けたように、今回やられてしまうという気持ちはみじんもない?

勝負なので100%はないですが、自信はあるので、勝ちます。

<榊原信行(RIZIN CEO)コメント>

堀口恭司という王者のいる太陽の周りを、バンタム級選手が惑星のように周っていましたけれど、朝倉海という、向こう見ずではありますが、ひょっとしたらしたたかな挑戦がバンタム級の太陽の位置すら変えてしまう、もしかしたら、今後は朝倉海を中心に堀口も含めて惑星になって周るのかもしれないです。朝倉海は、大きな野望を持って自ら新しい潮流を作るためにこの大阪大会への参戦を決めてくれたのだと思います。

相手の佐々木憂流迦も“かませ犬”で出てくるわけではなく、バンタム級タイトルマッチを控える朝倉海をここで食って、また流れを変えてやろうという勢いで来ます。佐々木憂流迦も、前回の堀口に挑んだ朝倉海のような心境だと思います。本当にリスクを背負った戦いだからこそ、見たいと思う試合になっていますので、自信を持って発表させていただきました。是非楽しんでいただきたいです。