10月8日(火)、映画『楽園』のスペシャルイベントが開催され、主演の綾野剛、佐藤浩市、瀬々敬久監督、そして原作者の吉田修一がサプライズで登場した。
東京の“楽園”新宿のど真ん中でのイベント開催となった気持ちを聞かれた綾野は「とても嬉しいです、映画と書店が連動して作品を盛り上げるのは良いことですよね。でも新宿が“楽園”ですか?『新宿スワン』の撮影中に一般の人に髪の毛を掴まれた思い出もあり、激しい街ですよ(笑)」
佐藤は「新宿に関しては夜の歌舞伎町の撮影は本当に大変なんですよ。ここでは話せないエピソードも沢山あってそっちのほうが印象深いですね」と、新宿での撮影にまつわる苦労話を披露し笑いを誘った。
質問を受けるたびになぜか他の人へ話を振ろうとする綾野は、映画の魅力を問われた際も真っ先に佐藤へパス。
「人が目指す楽園というのはどこにあるのか、何を持って楽園とするのか、観ながら考えられる作品なので、いい意味での後味の悪さを感じてもらえると思います」と佐藤が語ると「素晴らしいお言葉で…やっぱり浩市さんを後にすればよかった」とシュンとする綾野だった。