10月12日(土)大阪で行われた「RIZIN.19」にてあの男がまたやってくれた――。強い…強すぎる!朝倉海選手(25)が佐々木憂流迦選手(30)に見事な1ラウンド58秒TKO(テクニカルノックアウト)勝ちした。

しつこいようだが、彼はフジテレビュー!!のイケメン特集「眼福♡男子」の第1回目に登場してくれた朝倉海選手だ。リングに登場すると、待ち焦がれていたファンたちが大きな声援と拍手を送った。興奮して雄たけびを上げている観客も。

佐々木の顎を粉砕…58秒で試合終了

序盤から近い距離でパンチを打ち合う展開。朝倉が強烈な右フックで顎を撃ち抜くと佐々木は腰が落ちる。さらに朝倉がグラウンドで佐々木の頭部へ膝蹴りを打ち込み、パンチで追い打ちをかけると、佐々木は口から出血し、ドクターチェックへ。診断後、続行不可能と判断されて試合終了となった。

大晦日に再び…堀口恭司に「この試合が誕生日プレゼント」

「台風の中、会場へ足を運んでくれてありがとうございます!本当に力になりました!」とまずファンに感謝の言葉を述べた朝倉。その後、この日ちょうど29歳の誕生日を迎えた堀口恭司選手にこう呼びかけた。

朝倉:  会場にいる堀口選手、誕生日おめでとうございます。この試合が誕生日プレゼントです。大晦日ベルトかけてもう一度勝負しましょう!

リングに上がった堀口が持っていたのは、RIZINバンタム級チャンピオンベルト。タイトルがかかっていなかったとはいえ前回大会の「RIZIN.18」で朝倉が堀口にKO勝ちしたその日から、堀口の気持ちは決まっていたのだろう…ベルトを朝倉に手渡した。

堀口: もうね、一回負けてるからベルトはいらない。次に獲りに行くから見てて!

大晦日に、チャンピオンベルトをかけて再戦することを約束したふたり。会場も大盛り上がりに。

しかし朝倉は、そのベルトを返そうとする。その行動にネットでは「朝倉は謙虚だな」「トークも誠実」「好感持てる」など声が上がっていた。  

「圧倒的な試合を見せて堀口選手にプレッシャーを」

試合後記者の取材に応じた朝倉は、改めて大晦日の堀口戦に気合を見せた。

朝倉:ケガもないので、年末に向けてすぐに練習するしかないです。

――8月に堀口に勝利したばかりで、なぜ10月も試合を受けたのか?

朝倉:リスクはあったけれど、絶対勝てるという自信がありました。待っていてもそれ以上のことは起こらない、突き抜けるためには皆がやらないことを、と思って今回受けました。

――堀口選手からリングで手渡されたチャンピオンベルトをすぐに返そうとしていましたね?

朝倉:しっかりタイトルマッチとして戦い、勝ってから獲りたいと思いました。今回の佐々木選手との試合は、圧倒的に勝って堀口選手にプレッシャーをかけたいと思っていました。大晦日は僕も自信があるので楽しみです。

――大阪の声援は聞こえていましたか?

もちろんです。試合をやるたびに声援が大きくなっていると感じていて、それがモチベーションにつながっています。

――勝利した今日、一番に何をしたいですか?

やはり、焼肉を食べながらビールを飲むことでしょうか!(笑)