ビスケットブラザーズと空気階段が、それぞれのコンビの好きなところを褒め合いました。
2月1日、ビスケットブラザーズ(きんさん、原田泰雅さん)と空気階段(水川かたまりさん、鈴木もぐらさん)が、ツーマンライブ「俗の細道」の開催発表会に登壇しました。
「キングオブコント2021」王者・空気階段と、2022年の王者・ビスケットブラザーズのツーマンライブとなる本作は、2月10日に大阪、24日に東京公演を予定。お互いにリスペクトしあう2組が、5本ずつコントを披露しあう定期開催ライブです。
初日を9日後に控え、和気あいあいとした雰囲気で取材会場に現れた2組。お互いが王者になる前から定期的に開催することになった経緯について、「西のビスケットブラザーズ、東の空気階段と耳にすることが多く、気になっていた存在だったから『ちょっとやってみる?』ってかたまりに声をかけて」と原田さんが振り返ります。
お互いのコンビの魅力について聞かれると、もぐらさんは「頭からつま先まで笑えるコントを作っている。冒頭、オチ、動き、フォルム、全部好き」と語り、「人間は丸い物が好き。パチンコもそう、玉も釘も丸い。丸いフォルムにハマっちゃった」と、パチンコに例えてにっこり。
それを受けたかたまりさんも、自身が好きなサッカーに例え、「お笑いをやるうえでのフィジカルがめちゃめちゃ強い。サッカーでいうとレアルみたいなコンビ」と称えると、原田さんから「フォワードのみの2人レアルやな」とツッコミが。
そして、空気階段については、「僕らは90年代のヴェルディでありたい、ああいう華やかさをもっていたい」と持論を展開していました。
空気階段の魅力をきんさんは、空気階段のコントを見た瞬間に「うわー!!!!って思った。やられたなという面白さ、ダークでカッコよくて。でもストロングなお笑い」と絶賛。原田さんは空気階段を「理想のコンビ」と称して、「どんだけ下品なことしても、かたまりはプリンセス。僕らがやると下品でも、かたまりは凛としている。しょんべんで育った花がめっちゃキレイみたいな感じ」と独特な言い回しでべた褒めしました。
「コットンの西村が不穏」で意見が一致
会見では、お互いへのリスペクトと愛が止まらなくなった2組。「ユニットライブをこいつらとやったら楽しいなと思ったからやっているのに、次のコントの準備があってちゃんと見れない」と原田さんが残念がると、もぐらさんも「自分が作っているおいしい料理を食えない料理人みたいな感じ」と同調します。
王者同士となってから初となるユニットライブの開催について、「僕はちょっと緊張する、へたなものは出せないので」と、もぐらさんが真剣な表情を見せると、原田さんも「後輩の空気階段のほうが一足先に王者となったときに、かたまりを公園に呼び出して『俺らと組んでええの?』と聞いたことがある。でも、今回やっと王者になって肩の荷が下りた」と本音を漏らす一幕も。
また、「お互いをライバルだと思うか?」という質問には、「むしろファン側です」ともぐらさんがきっぱり。しかし、「では、ライバルだと思うコンビは?」と再度聞かれると、4人とも「敵はコットン(西村真二さん、きょんさん)ですね」と声を揃えます。
「あいつらチャラついてますからね、敵です」ともぐらさんが続けると、原田さんもコットンと3月に開催するツーマンライブ「再試合」(キングオブコント2022決勝で敗れたコットンが再びビスケットブラザーズに挑むという内容)について触れ、「ごちゃごちゃ言うとる」とバッサリ。
西村さんが「不穏な動きをしているのでは?」と、4人で疑惑を語りだすと、もぐらさんは「西村はこのあとのお笑い界を描いていますからね、気づいてからじゃ遅い」と注意を促していました。
最後に、ユニットライブへの意気込みを聞かれた4人は、「空気階段にそん色ないコント5本って何があったっけ?自分らでもどの5本をやるんだろうってワクワクしています」(原田さん)、「キングオブコントを経て、自分たちがどう変化しているか成長しているかが楽しみ」(きんさん)、「優勝してから好きなことができるようになったら、下ネタばかりになっちゃって。5本あったらバランス的に考えたら下ネタは2本までだと思う」(かたまりさん)、「ネタ番組で披露しようとすると、『これは勘弁してくれ』と言われるネタをやりたい」(もぐらさん)と、笑いを交えてコメント。
“制限のない”世界でのコントに意気込みますが、ふと原田さんが「うちのオカン見に来るから、制限があるわ」とぼやいて笑いを誘っていました。
<開催概要>
「俗の細道」
【大阪公演】2月10日(金)COOL JAPAN OASAKA TTホール
【東京公演】2月24日(金)よみうり大手町ホール(東京公演は配信あり)
イベントの詳細は公式サイトへ。