今夜21時~放送の阿部寛主演のフジテレビ系『まだ結婚できない男』第3話では、主人公の建築家・桑野(阿部)が、隣人で女優の卵・早紀(深川麻衣)の“新恋人”として写真週刊誌に載ってしまう。
桑野の務める建築設計事務所や弁護士のまどか(吉田羊)、有希江(稲森いずみ)らは、桑野の思わぬスキャンダルに、大盛り上がりとなる。
そんな折、桑野とまどかは、いなくなったパグ犬のタツオを探す早紀に出くわす。ペットショップで見かけてから、パグのことが仕方のない桑野が、タツオを発見し思わず「(前シリーズで桑野が可愛がっていたパグの)ケン!」と呼びかけ…。桑野とパグ犬が、時空を超えた再会を果たす!?
今夜も、桑野を中心に一波乱起きそうな『まだ結婚できない男』だが、13年ぶりに阿部と共演している村上英治役の塚本高史に話を聞いた。
まずはオファーが来た時の感想を尋ねると、「今きたか!と(笑)。さらに13年経った設定と聞いたので楽しみでもありました」と回答。
さらに「前回に出演した時は20代で、作品を良くしようというよりも、英治という役を全うすることに精一杯で周りが見えてなかった。でも作品はすごく評価されていて、今でもあの作品が好きですと言ってもらえて、(続編は)率直にうれしかったですね」と喜びを伝えた。
阿部については、「13年前に一緒にやった思い出と記憶があるから、本当にビックリするぐらい、あの“桑野さんと英治の関係”に、すんなり戻れました。当時は周りが見えてなかったので、桑野さんの本当の面白さに気付けていなかったと思うんです。でも今作は桑野さんが偏屈なことを言ったら、その面白さに笑いをこらえるのが必死です(笑)」と自身の成長により、違った側面から感じることがあると明かした。
また阿部との撮影初日はとてもスムーズだったそうで、その理由を聞いてみると、「(阿部とは)お互いの家族の話をするようになったことですかね。13年前は絶対できない父親トークもしてます」と話した。
阿部演じる桑野については「我が道を行くスタイルは変わってないですけど、桑野さんは人の話に少し耳を傾けられるようになりましたかね。それによって言動や行動が変わり、周りの人の意見を聞くようになった」と分析。
さらに「誰もが桑野さんの一面を持っているとは思うんですけど、その部分部分の主張が強いのが桑野さん(笑)。でも誰もが共感できる一面もあるし“ああ、わかる、わかる”というように楽しみながら見てもらえればうれしいです。また今作は、桑野の影響で、どう周囲の人々が変わっていくのか、さらに少し感動できる箇所もあるので、そこも楽しみに見ていただければと思います」と見どころについても解説した。
今後の展望については「13年空いてもできる作品なので、また13年後でも、やろうと思ったらできる作品。逆に、寅さんじゃないですけど毎年やってシリーズ化しても面白い作品だと思います。『結婚できない男』ってタイトルなので結婚したら終わっちゃうとは思うんですけど、終わっては欲しくないし、ハッピーエンドにはなって欲しいし、ずっと続けていって欲しい。次回のタイトルは『まだまだ結婚できない男』でお願いします(笑)」とコメントした。