阿部寛主演のフジテレビ系火9ドラマ『まだ結婚できない男』。
10月29日(火)放送の第4話は、水漏れした自宅から避難した母・育代(草笛光子)が、桑野(阿部)の部屋に転がり込んでくる。部屋に他人を入れない主義の息子のことなどお構いなしの母親をなんとかしたい桑野は、「工事をしたリフォーム会社と交渉してほしい」とまどか(吉田羊)のところに連れて行く。
まどかを見るなり、独身かどうかすかさず確認する育代にうんざり気味の桑野。その一方で、そんな親子関係をうらやましく感じるまどか。そして、もうすぐ誕生日を迎える育代にプレゼントを贈る羽目になり…。
桑野の母・育代を演じる草笛光子に話を聞いた。
<草笛光子コメント>
——阿部寛さんの印象を聞かせてください。
変わってらっしゃらないですね。逆に「100歳まで仕事してくださいね」と言われたので、私が100歳になったらあの人70歳でしょ。その時にまた親をやったら、あの人“まだまだ結婚できないじいさん”になっちゃう。想像したらおかしくて、心の中で大笑いしちゃった。
——阿部さんが演じる桑野信介の印象は?
あんな偏屈な男を産んじゃったから、私(育代)にも責任はあるんです。しょうがないですよ、親だから。人は変な風に取るかもしれませんし、あの子は強いですが、(信介は)やっぱりかわいい子なんです。
私も素っ気ない言い方をしているけれど、この親にしてこの子あり。似た者親子だから、しょうがない(笑)。
——第4話の見どころを教えてください。
第4話はひどいことをやり合いましたね(笑)。そりゃ親だから、部屋の片付けもするでしょう。でも最後には、本音をズバッと話すシーンもあります。
だけどそこはかとなく出さなくちゃいけないところが、このドラマの難しさでもあり、脚本のいいところ。
素っ気なくしているけれど、奥底にある愛情や、許しあえる気持ち、心から愛している、かわいいと思っている気持ちを大切にしたいですね。